Arcsky X55 3時間の持久力を持つ産業用ドローン

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概要

テキサス州オースティンに拠点を置くドローン開発企業 Arcsky が開発した3時間の滞空時間を持つマルチドローン Arcsky X55 を紹介します。

Arcsky X55 は4つのプロペラを装備したオーソドックスなスタイルのドローンですが、ガソリンエンジンによる発電とバッテリーを組み合わせたハイブリッドモジュールを組み込むことで、最大で3時間の滞空性能を実現しています。

Arcsky X55は2つに分割された構造をしており、簡単な操作でそれらを交換することで、機能の異なるドローンにすぐに組み替えることができます。

地形のマッピング、外見や破損個所の検査業務、遭難探索や救助、工事現場での使用、映画やライブの撮影など、汎用性による対応力が強みです。

Arcsky X55の機能

 ●基本能力 

ハイブリッド電源タイプとバッテリー電源タイプの付け替え

バッテリー電源タイプは多様なバッテリーサイズに対応するようレール調整システムを採用

下部にバッテリーユニットを取り付け、上部プラットフォームに重量物を取り付ける構成も可能

展開時の最大直径は約2,000mm(2m)、高さは625mm

動作温度は-20℃から45度

プロペラとアームは折りたたんで展開時の約1/3のサイズまでコンパクトに格納可能

専用ケースにより、工具なしで数分で取り出しから飛行までを実現

搭載機器用に電流調整機能がついた5Vと12Vの電源ポート、SBus, Serial, CAN, PWM, I2Cの通信ポート

 飛行性能 

バッテリー電源タイプの滞空時間は負荷無しで45分、3kgで35分、8kgで23分を発揮

ハイブリッド電源タイプの滞空時間は負荷無しで3時間、1.4kgで2時間、2.7kgで1時間を発揮

本体重量は約8kg、最大重量で構成した場合の離陸重量は約16kg

最大飛行速度は64km(40mph)

オートパイロットは Cube Orange を搭載

飛行モードはマニュアル、高度、ロイター飛行、ミッション、自動帰還

対応無線は Herelink, Futaba, FrSky, SBus

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