©2023 Draganfly Inc
概要
カナダのドローン企業 Draganfly 社が開発した、クアッドコプターとディスプレイユニットを融合させたドローン Starling X2 を紹介します。
Starling X2 は同社が開発したクアッドコプター Commander 3 XL がベースになっており、機体の側面にV字状に2枚のディスプレイを組み込んでいます。ディスプレイは1枚のみ組み込んでの使用も可能で、機体の飛行時間の延長を図ることができます。
Starling X2はディスプレイに広告を表示して飛行することで、公園やビーチ、そのほか人が集まる場所で新たな広告媒体として使用できます。
大規模なスポーツ会場やイベント会場において、カメラ映像のリプレイやクローズアップ、そして試合のスコアや統計をディスプレイに表示し、リアルタイムでの情報の補足により観客の満足感を高めます。さらに開催中のイベントに関連させた商品の表示により、観客により深い臨場感をもたらし、購買機会を生み出します。
場所に左右されない特性は、非商用としても有効です。とくに大掛かりな設備のない地域においては、情報掲示板としても機能します。
行方不明事件や事故が発生した場合に行方不明者の情報と連絡先を画面に表示することにより、より多くの人に情報がいきわたり、発見確率を上げることができます。
大規模な災害危機が迫っている場合には、災害の驚異度や避難通知、気象レーダーの画像や専門家・政府機関のライブ映像を流すことで、住民の危機意識を高めます。
災害が発生した場合には、避難経路の情報や安全な行動手順を表示して被災者の非難を助けます。
Starling X2の機能
●基本能力
●28インチのディスプレイユニットを搭載し、5000nits(1平方メートルあたりのカンデラ数)の輝度を発揮
●クアッドローターとアーム格納式降着装置のスマートな構造によりディスプレイの効力を最大限に活用
●米国製のフライトコントローラー、センサー、無線機を使用した安全性の高い通信システム
●作動温度は38℃から-25℃
●飛行性能
●最大滞空時間はディスプレイ1つで30分、2つで18分
●最大速度は72km/h
●上昇力と下降力は毎秒3m
●実用上昇限度は2438m
●最大離陸重量は25kgで、最大ペイロードは10kg
●無線通信範囲は2km
●風耐性レベルは5相当(35km/h)
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