【 ローグワンはつまらない? 映画感想/ネタバレ】

ローグワンはつまらない 01

タイトル画像提供: 写真AC
スターウォーズのスピンオフ作品” ローグワン “を鑑賞しました。飛び交うスターファイター、無慈悲なダース・ベイダー、破壊の権化であるデス・スターなど見所は沢山あったのですが、なんだか後に残るものがない= ローグワンはつまらない と感じました。その理由を考えてみたのでお付き合いください。

登場人物の掘り下げが少ない

 

キャラが立ってないんです。全員武器が使えてメッチャ強く、ストームトルーパー程度ではひるみません。

旧作品では戦闘時に足を引っ張るキャラがいましたよね。そういうキャラが本作ではおらず、大した工夫もせずに乗り切ります

親しい者がいなくなってしまった時の描写があまりなく、主人公のジンが、父の死因を作った反乱軍兵士達と普通に協同作戦をやっちゃうところは本当に分かりません。

エピソード4では主要キャラが一息ついてフリートークするような場面があり、キャラの日常の描写がありましたが、今作では初登場キャラが多い割にはそのようなシーンがありません。

 

場所が変わり過ぎ

ローグワンはつまらない 02
画像提供: 写真AC

場所がコロコロ変わって、惑星だけで5つも登場します。だから印象に残りづらく、世界観を掘り下げるような描写も少なめになっています。

旧作では3つくらいの惑星で物語が進行し、その星にしかいない種族や生き物の描写がありました。

全員あっさり退場する

主人公2人

2人はなぜ爆発に巻き込まれる形で退場したのでしょうか?中盤であれほど復讐に燃え、威勢よく「私を信じて。」と言っていた割にはあっさり諦めすぎです。

普通のスターウォーズの主要キャラなら、どこからか船をくすねて脱出する。とか最後まであきらめずに戦い抜くでしょう。

座頭市と赤い戦士とパイロット

「フォースは我とともにある。」と念仏みたいに唱えながらやられるなんて訳分かりません。通信スイッチの場面でやられなくても、もっと他に良い退場の仕方はあったと思います。

最後にダース・ベイダーと戦ってもよかったかも知れません。

 

ジェダイへのリスペクトがない

 

序盤の舞台であり、古代のジェダイが活躍していた”惑星ジェダ”なんですが、雑な観光ガイドみたいな説明で、「ジェダイの聖地だ。」と説明があったきりで、後の説明はありません。

ここにしかない遺物や建物とかを少しは出しても良いと思うのですが、すぐデススターで聖都を壊しちゃうのはどうかと。

 

「フォースは我と共にある。」を連呼する

ローグワンはつまらない 03
画像提供: 写真AC

一番残念だと思うのはここです。座頭市が「フォースは我と共にある。」と念仏みたいに唱えます。それも何度も。そのせいでフォースの存在が安っぽく感じるようになります。

エピソード4ではオビワンがルークにフォースを説くことで徐々にベールが無くなっていき、デス・スターを破壊する時の決定打として使うことで、フォースというものはとても神秘的で強力な力であり、「フォースは我と共にある。」の一言にエピソード4が凝縮されていると言っても過言ではありません。

でも今作のように連呼されると、「こう言っときゃスターウォーズっぽいだろ」的なノリで作ってるようにしか見えません。

 

魅力的な敵がいない

 

各エピソードでは1人は強くて魅力的な敵キャラが新登場します。ダースモールとかドゥークー伯爵のポジションですね。

今作では主人公の母親を撃った科学者でしょうか。でもこの人にはダースベイダーとターキン提督という、立場も実力も上な人が二人もいるんですよね。

この二人から一目を置かれたり、出し抜いたりすることが一切無い、全然冴えない敵キャラなわけです。

この人はターキン提督に反抗的だったので、個人的にはターキン提督の策略に乗せられて、最後はダースベイダーに始末された方がよかったと思います。これなら二人の狡猾さ、残忍さは引き立ちますし、こんな恐ろしい連中がデススターの指揮を執っているという描写になります。

あとストームトルーパー弱すぎ。バタバタやられすぎて緊張感が無い。エピソード7でフィンをぶっ飛ばしたような、タメを張るような奴がいても良かったと感じます。

 

ラストにもう一工夫欲しかった

 

映画のラストはエピソード4に繋げるような流れになっています。でもレイア姫が乗っている船は、今まで戦っていた反乱軍の旗艦にぶら下がっていたんです。

そして乗り込んできたベイダーから間一髪のところで逃げるんですけど、普通だったらあり得ません。わざわざ戦闘する艦にくっついて行ったなんて・・・。

ジンとキャシアンは、デススターの砲撃では死なずに生き残り、自力でレイア姫の乗る艦に向かい、設計図を届けたところで息絶え、その様子を看取ったレイア姫が「あなた方が命を懸けて運んでくださった”希望”は決して無駄にしません。」と約束する終わり方でも良かったのではないでしょうか。

 

おわりに

ローグワンはつまらない 04
画像提供: 写真AC

スターウォーズシリーズはここ最近になって新作が次々と作られ、2017年冬にはエピソード8も公開され、大きな盛り上がりを見せています。

そのすばらしい世界観とストーリーから世界中にファンが存在しており、どのような作品にしていくか、スタッフの方々も非常に苦労されていると思いますが、良い作品を作り続けてもらいたいものですね。

それではあなたにフォースの加護があらんことを。

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2 件のコメント

  • ローグワンの評価がどこ見ても高いのですが、私は全く魅力を感じませんでした。
    この記事に、「なぜ魅力無いのか?」の理由が鮮明に描かれていて
    「そう!そうなのよ!」
    と頷きまくってしまいました。
    ほっとしました。
    今の人達は、あれで感激するんですかね?
    私は昔のスターウォーズが好きなので「ローグワン」は、なんか芯が通ってないって言うか、理屈に合わず、それで死ぬのって馬鹿みたい。
    とかって、思っちゃったんです…。
    なのでこの記事は嬉しかったです。

    • コメントありがとうございます!
      スピンオフ作品は”蛇足”となるパターンが多いようですが、ローグワンもしっかりとその枠にはまってしまったようです。
      正史でストーリーとキャラクターが完成しているのに繋ぎを無理やり描こうとしたから、登場させるキャラを全滅させる格好にせざるを得なかったのかもしれませんね。
      あなたにフォースの加護があらんことを!

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    Wolfy Blacksmith

    人々が作り上げたモノやテクノロジーが好き。そしてゲーム、音楽、映画が好き。 そんな管理人が、教養とエンターテイメントが交差する不思議な世界へご案内いたします。