アロルディシュという国家を舞台に、ヴァンツァー兵である主人公の視点で戦線が再び炎上する フロントミッション セカンド 。
発売は1997年と古いゲームですが、このゲームにしかない魅力もあります。
フロントミッションセカンドはPS1時代の作品でありながら、登場するヴァンツァーの種類は非常に多種です。それどころか、支援ポッド、戦車、装甲車、ジープ、トラック、そのほか特殊車両、ヘリ、ジェット機などありとあらゆる兵器が登場します。
そのため、敵の構成がヴァンツァーと装甲車両とヘリを組み込んだ割と現実的な構成となっている点が特徴です。
これらのメカたちをまとめてみました。
ここではオリジナル版のデータを載せております。リメイク?知りません。
ヴァンツァー
もはや説明不要でしょう。4つのパーツとバックパックで構成されています。戦闘コンピューターも変更可能で、戦闘値も調整できます。
ヴァンツァーは基本的にショップで購入して入手します。購入して入手するだけでなく、ネットワークパスワードを打ち込んで入手するものや、敵専用のヴァンツァーも存在します。
装甲属性というものも存在しますが、これはシステム上重要でないです。パーツの頑丈さは基本的にはHPと防御力の相関で成り立つと考えましょう。
胴体
最も重要なパーツで、HP、防御力、エンジン出力、重量の要素があります。胴体が破壊されるとユニットは消滅します。
エンジン出力が最も重要な要素で、今作では移動力と攻撃命中率に影響する機動性に繋がっています。
武器を満載したエンジン出力一杯までつかった機体では、まともにマップを移動できません。いざ戦うと攻撃を当てられず、避けられるといった傾向が強くなり、強い機体となりえないのです。
また今作だけの特色として、胴体に武器を内蔵した胴体も登場します。
腕
左右の腕パーツで、HP、防御力、重量の要素があります。破壊されるとその腕に装備したものは使用不能になります。
片腕が破壊されても、もう片方の腕が壊れていなければ、バックパックのアイテムを使用したり、左手武器を右手に持ち替えるなどの装備変更や譲渡が可能です。
また腕そのものが武器になった武器腕もあります。しかし、手持ちの武器より強いということはなく、何よりパーツ重量が重くなります。ショップで強力な武器を売ってない時などの予備策と考えましょう。
この腕はアイテムを使えないので、アイテムを使うなら片腕を普通の腕にしておくなどの妥協が必要です。
ゲームが進むとHPが高い新型に更新されていきますが、型落ちした旧いパーツでも、命中率が下がるなどの悪影響は一切ないので重量を軽くできる魅力があります。
なので、敵から破壊されるリスクは上がりますが、重量を節約することもできます。
脚
HP、防御力、重量の要素と、脚のタイプと移動適正、追加移動力の要素があります。
脚を破壊されてもヴァンツァーは生き残りますが、機動性がなくなるので回避率が下がり、武器命中率も大きく下がります。またマップ上で1マスずつしか動けなくなるので厳しい状況になります。
脚にはいろいろなタイプがあります。
二脚タイプ
オーソドックスなタイプで、あらゆる地形でも万能に走破する。追加移動力はなし。
鳥脚タイプ
鳥の脚のような逆関節になったタイプ。性能は二脚タイプと同じ。
四脚タイプ
脚の数を倍にしたタイプ。二脚より斜面に強い。追加移動力はなし。
キャタピラータイプ
戦車のような履帯をもつタイプ。荒地でも移動が落ちないが、段差のある地形はやや苦手。追加移動力を1得られる。
タイヤタイプ
タイヤを装着しているタイプ。追加移動力を2を得られるので、舗装された道ではその機動性を遺憾なく発揮する。反面それ以外の地形では制約を受ける。
ホバータイプ
ホバーユニットにより空中に浮いているタイプ。平地では平均以上の移動力だが、段差があると終わる。追加移動力を1得られる。
脚も腕同様型落ちパーツの軽量さを使って機動性を稼ぐセットアップが可能です。破壊されやすくなるのでリペアで対処しましょう。
それでは具体的な機種の紹介に参りましょう。紹介順は50音順となっています。
99式 シリーズ
日本の重工業メーカーのイグチ社が開発した火力支援型ヴァンツァー。
ゲーム中においてはイグチ社が最初に開発したヴァンツァーだと説明されている。
箱形の小さな胴体を持ち、両腕にはこれまた箱形の6連ロケットランチャーを装備。足は鳥のような逆関節で、バランスの悪そうな外見をしている。
胴体には巨大な2連センサーが縦に装備されており、遠距離でも目標を補足するような造りになっている。
脚は接地面が小さく、いかにも倒れそうだが、渦中のサカタインダストリーを吸収した会社ということもあり、過去に製造された65式の技術を応用していることからも、相応の姿勢制御技術を持っているようだ。
後発作品では未登場。
99式甲 月矢
最初のバージョンで、中盤前後に登場。
パーツの重量は軽めだが、耐久力が低いので使う気にはなれない。また腕がロケットランチャーなので、両腕をこれにしないように。
ロケットランチャーは6連発で、中距離でも使えるのが良いが、ヴァンツァー相手だと命中適正はよくない。
盾で防がれないように運用しよう。
固定武装
腕部:99式甲RK (ロケット)
99式乙 月矢
最後に登場した究極の月矢。
性能が恐ろしいほどに上昇し、パーツランクでは最終ランク帯に成長した。
だが最終ミッションでしか使えない上に平凡な性能なので、そこまでしてこの6連ロケットランチャーを使おうとは思わないだろう。
せっかくの再登場だが、あまりにも遅すぎた。愛があれば使うかも、というヴァンツァーである。
月矢が遭遇した最大の驚異は、需要だった。
固定武装
腕部:99式乙RK (ロケット)
100式甲 火球
イグチ社が開発した、装甲車の上に砲塔を積んだような見た目をしたヴァンツァー。
胴体にキャノン砲、両腕に機関銃を搭載していることから、火力を重視していることが一目でわかる。
コンセプトは、「あらゆる目標に対応する機動力の高い戦闘車両の性格を確立したヴァンツァー」といったところだろうか。
フルセットでは重く、機動性が下がる上に、アイテムが使えなくなる。使い勝手は悪い。
脚部は足回りに問題があるらしく、オテルやトレーロと違って移動力を上昇させる機能がない。負けてるぞ、イグチ社!
他の型はなし。後発作品でも登場しない。
固定武装
胴体:75mm砲 (キャノン砲)
腕部:100式機銃 (マシンガン)
102式 シリーズ
イグチ社が開発した2脚タイプのヴァンツァー。
あらゆる任務に耐えるよう汎用性を重視して開発されており、特に格闘戦において有利になるよう強力な打撃機構を持たされている。
その結果腕が3本爪で全高が低いどっしりとした人型のワニのようなシルエットを持った機体になっている。
ボディに頭頂部はなく、中央に横長のバイザー式センサーを備える。
強力そうな手は見た目がゴツイものの武器を持てる。そのためシステム上パンチは普通の威力になっている。
パーツ特性はノーマル属性の装甲。
102式甲 強陣
強陣の最初のモデル。
ゲーム後半にショップで購入できる。パンチの威力でがっかりする。
102式乙 強陣
改良された強陣。
飛びぬけた性能のない平凡な機体である。
イーゲル シリーズ
シュネッケ社が開発したヴァンツァーで、重心の低い車両型タイプ。
長大なキャタピラ式の脚部と、巨大なショットガン内蔵アームを持った移動砲台のような大型のヴァンツァー。センサーは胴体中央部に集中している。
高出力エンジンと高いHPを持った耐貫通属性の装甲を持ち、HPを多くしたいならこのパーツだろう。
腕は武器腕だが、肩にも武装を施せる。ただし、ショットガンは命中適正が少ないため命中率が悪い。重量も重いのであえて使う必要はないだろう。
またフルセットではアイテムを使えなくなる。
キャタピラーの脚は移動力が1増加するので、HPの高さもあってこの脚はなにかと使いやすい。
イーゲルアインス
中盤で登場する。ショップで購入できるほか、敵ユニットとしてもミサイルやロケットを装備したガンナーとして多く出てくる。
固定武装
腕部:グロップ20mm (ショットガン)
イーゲルツヴァイ
改良された最終バージョン。
性能が桁違いに上昇し、パーツランクは最上位ランクになっている。
ユニットのHPはヴァンツァーの中で最も高く、総合HPは900台に達する。
固定武装
腕部:グロップ30mm (ショットガン)
ウォーラス シリーズ
オーソドックスな人型のシルエットをしたヴァンツァー。シャープなシルエットや腰の装甲板など凛とした印象のヴァンツァーなので武器をもたせると絵になる。
フロントミッションセカンドの時代では既に旧式とされているが、機動力を重視し、森林地帯でその性能を遺憾なく発揮するため未だに運用が継続されている。
オープニングで仲間の門番をミサイルで吹き飛ばしたことから敵としての印象が強いが、改良型は普通にショップで売られている。
パーツ特性は高いHPと低い防御力の耐貫通属性の装甲である。
後発作品でも登場する。
ウォーラスM1
最序盤に登場する旧式モデル。性能ランクは最低ランクに位置し、ショップに登場することもない。
オープニングシーンや主人公の基地襲撃シーンなど見せ場が多い。敵機体としては両手ナックルの格闘仕様として戦うことになる。
ウォーラスM2
改良型のウォーラスで、HPは倍近く増加。こちらはショップで売られるので戦力に組み込み可能だ。
敵にも多数配備されており、ウォーラス同士の戦闘も起こりうる。
ウォーラスM3
ウォーラスの最終バージョン。前モデルからの性能向上はあまり見られない。
ベストセラー製品なのか、革命軍とOCUの両方でよく使われているほか、ショップで購入できる。
オテル
上半身は人型、下半身はブルドーザーという「はたらくくるま」図鑑に載っていそうな車両型ヴァンツァー。
胴体も大きな口を持ったサイのような外観で、お世辞にもカッコいいとは言えない、好き嫌いの分かれそうな見た目をしている。
開発したのはヘンテコメカを作らせたら右に出る者はいないトロー社。
防御力と耐衝撃に優れ、HPがやや低いパーツ特性を持っている。
タイヤ式のブルドーザー脚は、移動力が2も上昇する優れモノ。移動力を重視するのであれば、型落ちになっても長く使っていきたいパーツである。ただし、タイヤタイプは道路上でのみ真価を発揮することに注意。
評判は意外にも良く、市場では成功作として受け入れられているらしい。
オテルそのものの改良型は作られなかったが、人型と車を合体させるというコンセプトは、次回作のトレーロに引き継がれることになる。
オバディア
細いパーツ構成と、長い鳥関節の脚を持ったヴァンツァー。フルセットの脚の長いその姿はさながらダチョウである。序盤にオンラインショップで購入できる。
両腕は箱形のバズーカユニットになっており、高い火力を持った攻撃型ヴァンツァーとして開発されている。
開発したのは火器と火力型ヴァンツァーの開発で有名なファイアバレー社。
若干撃たれ弱いHPだが軽めのノーマル属性のパーツ特性を持っている。
この手のヴァンツァーはフルセット運用は厳禁だが、さらに武器もよくない。バズーカはコンピュータをクロックアップしてスキルで命中率を上げないと厳しい武器なので、運用しにくいのだ。
改良型は開発されず、モデルはこれっきり。ダチョウでは市場で羽ばたけなかったらしい。
カーフィル シリーズ
レオノーラエンタープライズが開発した標準的な性能の二脚タイプのヴァンツァー。
頭部はなく、胴体左部分に縦に2つ並んだセンサーがあり、これで標的を補足するようだ。脚部は大きいずんぐりしたもので、人型のシルエットとは言い難い。
両腕と胴体に小さなトゲがあり、パーツの厚みもしっかりした筋肉質な悪役メカのような印象である。
パーツ特性はノーマル属性の装甲。
カーフィルM1
最初のモデル。中盤に差し掛かるくらいに登場する。
ショップで購入して使用できる。バランス重視で性能は悪くないがこれといった特徴もない。
カーフィルM2
改良されたモデル。M1のすぐ後に登場するので大した性能アップもしてない。
相変わらず特徴がないが、同ランク帯のパーツの中では最も価格が安い。
この値段の安さが見逃せないらしく、闘技場や傭兵部隊の間ではよく使われている。
カーフィルM3
カーフィルの最終バージョン。性能が飛躍的に上昇し、ゲーム後半でも使える性能になった。
そして、特徴がないのが特徴になった。傭兵に愛用されていることも相変わらず。
カーム シリーズ
厚い装甲で銃撃を防ぐ前衛機。開発はディアブルアビオニクス。
各部に装甲を施しているので、全体的にがっしりとした重そうな見た目をしている。パーツ特性はHPを重視した耐貫通装甲。
長方形の頭部をもち、その中にはカメラがぎっしりと詰め込まれている。腕は3本爪で脚は長い1本爪と、少々異形の見た目である。
この機体は専ら革命軍専用であるため、ショップで購入することは不可能。
前作フロントミッション1stで登場しているほか、後発作品でも登場する。
カーム 400S
最初のモデル。ミッション2でいきなり登場するほか、序盤のミッションでは敵ヴァンツァーとして複数機出てくる。マシンガンやライフル、ナックルを装備したまさに革命軍の機体といった感じ。
カーム 420V
改良されたカーム。中盤にかかるくらいで登場する。
前のタイプより1回り強くなっており、同価格帯のパーツの中で耐久力が高い。
この耐久性に着目されて、ファイター仕様としてナックルやロッドで武装して襲い掛かってくる。
カーム 450S
さらに強化された最終バージョン。大幅に強化され、ゲーム終盤の敵主力機として登場する。
装甲にまかせた銃撃スタイルといういつも通りの運用。
カスティゴU
ゲーム終盤に登場する二足タイプのヴァンツァー。オテルやトレーロを開発したトロー社の製品。
ゲーム中唯一のバズーカ内蔵型のボディを持っている。搭載バズーカはその名も「ヴァイデンバズーカ」。
どこぞの国の元大統領のようなバズーカをぶっ放すボディは多砲塔戦車のようなデザインとなっている。比べて手足は標準的なため、際立つデザインである。
発展途上国で使用される対人用ヴァンツァーという恐ろしいバックストーリが存在する。ちなみにあまり売れなかったらしい。
パーツは防御力が高いがHPが少なめの耐衝撃属性となっている。
改良型などはない。また後発作品にも登場しない。
ガスト シリーズ
フロントミッション1から登場する機体で、鳥のような形の関節と両腕が機銃になった武装が特徴。製造はディアブルアビオニクス社。
最初の基地襲撃ミッションから敵として出てくるため記憶に残りやすい。
軽量級の機体で機動性を重視し、基地の守備や国境警備の任務用に開発されたという設定。
敵の機体で登場するがショップで売られることは無く、両腕から鉛弾を撃ち込んで来る印象しか無い。
機銃内臓のアームパーツはアイテムの使用が不可能だが、肩に盾やミサイルなどの武器を装備できる高性能仕様になっている。
改良型が数機種存在し、ゲーム後半まで登場する。だが、やっぱり鉛弾を撃ちこんでくる印象しか無い。
ノーマル仕様の腕のモデルなどが後発作品でも登場する。
ガスト 503B
機体ランクは最低水準のため、武装は貧弱でHP、防御力も低い。序盤の戦闘で登場する典型的なやられメカ。
固定武装
腕部:14.5mmMG (マシンガン)
ガスト 505A
改良型のガスト。性能が大幅に向上し、ゲーム中盤でマシンガンを連射する嫌なメカになった。
固定武装
腕部:17.5mmMG (マシンガン)
ガスト 505C
ガストの最終バージョン。前バージョンよりもさらに強くなり、ゲーム後半で味方ヴァンツァーに盾突く鳥足野郎になった。
固定武装
腕部:20mmMG (マシンガン)
ギザ シリーズ
レオノーラエンタープライズ社が製造する標準的な二脚ヴァンツァー。原型機はバレストロ社が開発している。
段差のある胴体と、胴体先端に取り付けられたセンサーを持ち、頭頂部のようなものはない。
脚は幅広の接地面積が広い二爪式で、大きな胴体も相まってもっさりした印象を持つ。
汎用性の高いベストセラー製品であり、様々な改良型が登場する。
いずれも敵の機体としては出てこない。
ギザ4C
最初のタイプで、主人公たちの初期機体のひとつでもある。ゼニスとギザで序盤を戦い抜くのがフロントミッションである。
ノーマルの装甲属性を持っているが、防御力はやや低い。
フルセットではゼニスVよりもHPが多くなる。敵はHPの低いユニットを優先的に攻撃するので、案外狙われないという利点がある。
ギザ4G
改良型のギザで、前のタイプよりそこそこ強くなった。同価格帯の機体としてコストパフォーマンスに優れるため、サリバシュの守備部隊でも採用されている。
ギザ5A
さらに改良されたギザ。
4Gより性能が大きく向上している。
ギザ5S
ギザの最終モデルで、性能は非常に高い。
終盤のショップで購入できる。
ギャフ シリーズ
火器製造に定評のあるファイアバレー社の開発した火力型ヴァンツァー。
脚はがっしりした4本足、両腕は小ぶりな銃身のショットガン、胴体には機銃を装備しなおかつ敵をにらみつけるように真っ赤に発光するセンサーがついているなど、なかなか個性的な見た目をしている。
この装備から見るに、対ヴァンツァーではなく対装甲車や対人用に開発された可能性が高い。
火力モリモリだが、両腕が命中適正が低いショットガンというのはいただけない。一応肩には武器を装備できる。
パーツはHPが少なめだが防御力の高い耐衝撃のパーツ特性となっている。
各国の軍での評判がいいのか、革命軍でも数多くが扱われている。
ギャフA
最初のモデルであるが、ゲーム後半に登場することもあって性能が高い。
敵ヴァンツァーとしても登場。ガンナー仕様で遠距離から攻撃を仕掛けてくるが、近距離でも武器を撃ちまくってくるため面倒な相手。
固定武装
胴体:クロマー (マシンガン)
腕部:19mmSG (ショットガン)
ギャフB
改良モデル。
前モデルを一回り強化した性能になっており、ゲーム終盤の戦闘でも戦える。
敵ヴァンツァーとしても登場。
固定武装
胴体:クロマー5 (マシンガン)
腕部:23mmSG (ショットガン)
ギャランフ1
センダー社が開発した特化型ヴァンツァー。ゲーム中盤で登場。
腕部に3連装バズーカ、胴体にキャノン砲という超高火力ヴァンツァーで、4脚という事も相まって多脚戦車のような印象をうける。機体サイズは大きく、胴体部分の青色のセンサーの発光が頼もしい。
ファイアバレー社のギャフと似たデザインだが、実はギャフはこのギャランフ1を参考にして開発されたという設定。
武器内蔵ということでパーツが重く、両手が塞がるためフルセットではいかんせん使いにくい。
キャノン装備の胴体は遠近両用として使えるので、セットアップ次第でいろいろな戦闘をこなせる。
特化型の設計が災いしたのか改良モデルは存在せず、これっきり姿を消すことに。また後発作品でも登場していない。
固定武装
胴体:クレムス40 (キャノン砲)
腕部:タロンM9 (バズーカ)
クアガM08
ヴィンスジャパンが開発した、両腕にマシンガンを装備した軽快な攻撃型ヴァンツァー。
パーツ性能は高く、ゲーム後半の戦闘に通用する。
対人および非装甲車両を主な交戦目標とし、湿地などの足場の悪い地盤でも機動性を確保できるようパーツを軽量化している。
脚は鳥のような逆関節になっており、ガストとよく似た機体である。
胴体パーツにはシャークペイントが施されており、このような外見はこの機体以外に類をみない。
腕の性能は良くないので、普通の腕に換装して使うといいだろう。
固定武装
腕部:ゴランMG (マシンガン)
ザイゴート シリーズ
ジェイドメタルが開発した2脚タイプのヴァンツァー。
手足は細長く、それでいて胴体は横に広い。胴体は中央が細長く突き出ており、そこに大きなセンサーカメラが備えられている。
その異形な見た目から、何かの特殊任務用に開発されたような機体。
軽量を優先した重量設計によって、特に機動性に優れるとされている。
後発作品ではセンサーバックパックを装備した索敵が得意な軽量機体という性格が確定した。
ザイゴート
基本タイプ。
基本性能が高く、前線での運用に耐えうる。ショップで購入可能。
各国に輸出されている機種らしく、革命軍への納品リストにザイゴートのフルセットが複数確認されている。
ザイグスA1
ザイゴートを改良したモデル。
もともと高性能機だったため、改良されたこのモデルはゼニスの最終形態であるゼニスXより高性能に仕上がっている。
その性能故に、ジールを差し置いてゼニスの後継とまで噂されるほどになった。
ジービュ シリーズ
シュネッケ社が開発した標準的な二脚タイプのヴァンツァー。
胴体のデザインは立方体の箱のようなシンプルなものになっている。両手両足は小柄で縮こまったレイアウトになっており、頭でっかちな小人のような印象を与える。
ジービュは高度な電子機器によってパイロットを支援するシステムが搭載されており、格闘戦を行うパイロットは特に恩恵があると説明されている。
ジービュT4
序盤に登場する最初のモデル。
ノーマルの装甲属性を持つ。
安価だが、同価格帯により軽いバジェが存在するためわざわざ選ぶ必要はない。
ジービュT4S
ゲーム後半に登場する改良型。
装甲属性はノーマル。
HPが倍近く増加している。
ジービュT8
さらなる改良が加えられたジービュの最終モデル。
装甲属性が耐貫通属性になり、同価格帯パーツの中ではHPの多い機体になっている。
ジール シリーズ
標準的な人型シルエットを持ち、上半身はタイトに引き締め下半身はすらりとしている。
正面から見ると、腰から脛まで覆われた長大な装甲板によって、いかにも戦士といった印象のヴァンツァーである。
デザイン的には、ウォーラスとゼニスを混ぜた感じ。
もともとはゼニスの後継機として開発された機体で性能も高いが、ゼニスシリーズはさらに強い改良型の開発に成功したため当初の目的を達成できなかった。
そのため、社内ではどちらかというと失敗作として扱われ、事実ゼニスシリーズのシェアを置き換えることはなかった。
後発作品でも登場なし。
ジールA1
シリーズ最初のタイプ。
耐貫通のHP重視型のパーツ特性を持つ。登場するのは終盤なので性能は高い。
手に武器を持たせると画になる。
ジールB1
改良型の最終バージョン。
A1が出てすぐに登場するため、若干の性能向上が見られる程度である。
ジャウアー シリーズ
ヴィンスジャパンが開発した前衛用のヴァンツァー。
標準的な人型の外見をしており、脚先も細長い靴のようなデザインのやや細身でスタイリッシュな印象。
頭部のようなものはあるが、縦長の青いセンサーがついている程度でヒロイックな感じはしない。
パーツ特性として、バランスのとれた耐火性の装甲属性を持っている。
ジャウアーG1
ゲーム中最初に搭乗するモデルだが、パーツランクが最上位にあるためきわめて強力な性能を持つ。
最終ミッションのショップで購入して、自軍の戦力として運用できる。
敵の機体としても登場。
ジャウアーG3
ジャウアーG1のエンジンをトルク重視のエンジンに換装し、積載力を向上。余剰出力を装甲の強化に充てた改良モデル。
スペックは若干の向上に留まっているが、もともと強いジャウアーがさらに強化されたため、最高水準の性能を持つヴァンツァーとなった。
敵のヴァンツァーとしても登場。最強ライフルのバスーンと、最強マシンガンのオップファーGVを装備して挑んでくる。
シャカールA
インターゲーンが開発した特殊ヴァンツァー。フェンリルシステムによって無人運用される。
無人機として運用する事が前提であるが、戦場までの移動やトラブルの発生時のバックアップとして、パイロットによる操縦も可能にしてある。
性能は終盤の敵機体のため高性能。
全体的に細身で手足が長く、特に足の長さから非常に背の高いヴァンツァーになっている。
胴体は奇抜な形状で、狭そうなTの字状の形をしており頭部のようなものはない。センサーは胴体中央に集中している。手は3本爪で、ローラーダッシュで戦闘する姿は異形の一言。
他にも型はあるが、後述する。
後発作品でも登場し、電子戦用に用いられる回避率の高いヴァンツァーという性質になっている。またどういう訳かインターゲーン以外の企業が開発した機体になっており、USN陣営で採用されているなど、設定がごちゃごちゃになっている機体でもある。
シャカールはドイツ語でジャッカルの意味。
スタブライン
ゲーム中では珍しい、脚部にジェットホバー形式を採用したヴァンツアー。センダー社が製造する。
他の機体と比べて全高が低く、ホバークラフトの上に上半身が取り付けられた独特なシルエット。
アームは火炎放射器を内蔵した武器腕で、ボディには機銃を内蔵するなど過剰な武装を有している。もともとは対人掃討用に開発されたためにこのような武装になった。
専ら敵軍のユニットとして登場し、ショップで売られることはない。敵軍ではミサイルやロケットを装備した遠距離戦のセットアップを施されて登場する。
遠距離からはミサイルを撃ち込み、接近すると機銃で反撃してくるためうっとおしい。
改良モデルが登場しないため序盤のミッション以降姿を消すことに。また、後発作品でも再登場はかなわなかった。
固定武装
胴体:7.5mmMG (マシンガン)
腕部:FL-40 (火炎放射器)
ゼニス シリーズ
ファーストからずっとシリーズの顔として君臨する主力ヴァンツァー。オーストラリアの重工業メーカーのジェイドメタル=ライマンが製造している。
機動性を重視したとされているが、そのトータルバランスに優れた性能から各国の主力軍用ヴァンツァーとして採用され、ジェイドメタル社の知名度を飛躍的に高めている。
主人公側の機体として改良型がいくつも登場し、決して敵の機体としては出てこない。
ゼニスV
1st時代にはその高性能で傑作ヴァンツァーと謳われていた機体。その後の技術革新でついに旧式WAPとなったが、現在でもOCU軍で広く採用されている。
HPがやや低いものの、防御力を重視しているので生存率は高く、装甲属性が耐衝撃なので格闘戦でも重用できる使い勝手のよいヴァンツァーである。
近距離か格闘ユニットとして組み込んでおくといいだろう。
ゼニスレブ
改良型のゼニス。中盤で登場する。
パーツ特性などは同じ。
ゼニスDV
さらなる改良型のゼニス。ゲーム後半で登場する。
ゼニスX
改良を重ねたゼニスの最終バージョン。終盤にショップで買うことが出来る。
さらに1ランク強い機体も存在するが、防御力重視のパーツにより最後まで使っていける名機である。
ゾラ シリーズ
ジェイドメタル=ライマン社の開発した汎用タイプのヴァンツァー。
スタイリッシュかつマッシブなシルエットと頭部のカメラアイから、まさにゲームの戦闘ロボットという印象。
ゾラC5
序盤のタイプ。
HPが多く、防御力もあるバランス型で、前衛を務められる性能。
機体自体は問題ないが、序盤の鬼門である大使館救出作戦でポカを連発する味方ヴァンツァーの印象が強すぎる。
ボクサー(両手激強パンチ)相手に素手パンチ、片手に武器集中(壊れると銃撃てない)、銃使わない、やたら突撃(次ターンでタコられて死ぬ)する。
はたから見るとお前ら一体何しに来たんだ!?と言いたくなるような戦闘行動をとる迷シーンである。
味方のポンコツもミッションの難易度を上げているので、非常に迷惑。
これについては軍整備兵のオヤジからも「大佐の部下の戦い方はダメですねぇ。」と吐かれている。
ゾラC9
改良型のゾラで、性能が大きく上がった。
ゲーム後半に登場する。
バランス型の耐火性のパーツ特性を持ち、ショップで購入できる。
前モデルとは違い、革命軍でも採用されている。どうやらホードマン大佐は部下に旧式モデルを与えたらしい。
タトゥウ シリーズ
イロモノ開発メーカーのトロー社が開発した高機動ヴァンツァー。
数少ないホバータイプのヴァンツァーで、パーツは丸みがあり、全体的に見るとカヌーに乗った人間のようなデザインをしている。トロー社はもともと車両シャーシの開発が得意な企業であり、ホバーユニットの開発力も持ち合わせているようだ。
両腕が巨大なボクシンググローブのような造りになっており、急加速して相手に殴りかかるというロマンの塊のような戦い方をする。ちなみに肩には武器が付けられるので、ガンナー仕様ではミサイルを撃ってくる。
このように癖のあるヴァンツァーなのだが、専ら敵として登場する上にパンチがとにかく痛い。
戦う場合は遠距離で弱らせるか、囲んでボクシングさせないようにしたい。
後発作品でも登場するが、腕と足は普通のものに置き換えられている。
タトゥウC
序盤に登場するタイプで、革命軍の部隊でもかなりの数が運用されている。
大使館ヘリ救出作戦では厄介な相手である。ここのヴァンツァーは全てこれな上にレベルが高い。また革命軍伝統の盾を装備しておらず、パワーバックパックで機動力と命中率を高めたセットアップをされている。
敵コマンダーはスキル持ちなので、スキルを連発されると殴り殺される。
コマンダーを倒すまでの手数とダメージの良し悪しでミッションの勝敗が決まる。
固定武装
腕部:ボルトタスク (パンチ)
タトゥウ3
タトゥウの最終バージョン。ゲーム後半に登場するが、敵専用なのは相変わらずで、パンチが痛いのも相変わらず。ヘイルシリーズとも殴り合える性能である。
ただ、ゲーム後半ということもありパーツを破壊されてもリペアアイテムで回復したり、メンバーが多い分余力があるためそこまで脅威的ではない。
固定武装
腕部:ファイアタスク (パンチ)
ツェーダー シリーズ
両腕にキャノンを装備した攻撃機。シュネッケ社が開発。
全高が低い2脚のどっしりとしたシルエットのヴァンツァーで、腕の中口径砲を放ちながらローラーダッシュする姿は地上戦用の攻撃機のような印象である。
後の作品では積載力に優れるが機動性の低い火力支援ヴァンツァーとして性格が固まっているほか、キャノン腕は採用されていない。
ツェーダー T2
最下位ランクに位置するため、ショップで売られることもなく、敵として登場することもない。
闘技場の最下層のファイターが操縦する機体ぐらいしか出番がない。
ツェーダー T3
改良型になり、大幅に性能アップしたツェーダーで、ゲーム後半に登場する。
パーツ特性はHP重視で防御力の低い耐貫通属性となっている。
アームのキャノン砲は強力だが重く、肩武器でもキャノン砲が同時に売られるので重要度は低い。
デーゲン シリーズ
ディアブルアビオニクスが開発した格闘用ヴァンツァーで、厚い装甲板と太い腕から繰り出されるクローアームパンチが特徴。
直線で構成された無骨な外観と、バイザーで保護された細い頭部、一本爪の脚などが印象的。
タトゥウ、ヘイルとパンチ野郎に悩まされたプレイヤーにとって、待望のパンチ専用ヴァンツァーとしてショップで購入できる。思う存分殴り返してやろう。ちなみにヘイルはディアブル社の製品である。
パーツ特性は防御力重視で低HPの耐衝撃属性で、格闘戦に適している。
クローアームはアイテムを使えないが、肩には武器を装備できる。
デーゲンはドイツ語で「剣」を意味する。
デーゲンT8
ブルーアームを装備した最初のモデル。ゲーム後半に登場し、格闘を得意とするキャラクターにとって重宝する。
デーゲンT10
ゲームの最終局面に購入できるデーゲンの改良型で、非常に高い防御力を誇る。
格闘用のレッドアームを装備。ちょっと共産圏っぽい感じになった。
テディウム シリーズ
ジェイドメタル=ライマン社が開発したタンク型のヴァンツァー。
角ばったボディと、両腕の巨大なリボルバーの弾倉の形をしたミサイルランチャーが特徴で、その姿は現代の自走式SAMに近く、特化型の機体といえる。
HPが多く、移動力がアップするレッグのため使い勝手が良さそうだが、パーツ重量が重い上弾切れ必須のミサイルと、アイテムを使えない武器腕が災いしてフルセットを使うメリットは皆無。
腕などは普通の腕に換装し、バックパックを使えるようにしておこう。
後発作品の出演は無し。
テディウムA3
ゲーム後半に登場。2発発射のミサイルランチャーとしては標準的な性能。
固定武装
腕部:レンティット (ミサイルランチャー)
テディウムA6
ショップで最後に売られる機体のため、性能ランクでは最上位クラスにあり、HP特化型であるためゲーム中のヴァンツァーの中では高いHPを持つ。
フルセットの使いにくさは相変わらず。
固定武装
腕部:レンティットL (ミサイルランチャー)
トールドッグ1
両腕に80mmロケット砲を装備、胴体部分には機銃を搭載。中近距離での火力支援に特化した細身の4脚ヴァンツァー。
フルセットは武器装備のため重く、バックパックアイテム使用不可、速攻で弾切れになること必須である。間違ってもフルセットで運用しないように。
ミッションでは敵のガンナー機体としても登場する。
使い勝手が悪いヴァンツァーなので、改良型が登場することはなく、後発作品でも再登場していない。
固定武装
胴体:100式改機銃 (マシンガン)
腕部:80mmRK (ロケット)
トレーロ
ヘンテコヴァンツァーが好きなトロー社が開発した車両型ヴァンツァーの第二弾。
人型のボディの下に、そのまま装甲車をくっつけている。
ボディのデザインも癖が強く、背中に巨大なV字の吸気口のような構造を持っており、遠目から見るとキツネのようだ。
トローはもともと装甲車を作っていた会社なので、こんな組み合わせが実現できてしまった。
装甲車レッグは道路上で無類の機動性を発揮できる。
パーツ自体も頑丈で、ゲーム終盤あたりまで使えるほどに優秀。
この耐久性と機動性の良さが受け、オテル以上のヒットとなっており、革命軍でも多数配備されている。
トローの技術力、恐るべしと言ったところである。
バジェ シリーズ
手足が長く、背の高い外見をした二足型のヴァンツァー。ヴィンスジャパン製。
頭部は巨大な円盤型をしており、そこにメインセンサーが横に並んだ造りになっている。
手は3本爪だが武器はしっかり持てるので問題ない。足は縦長の一本爪になっている。
バジェシリーズは同ランク帯のパーツの中で重量が軽いため、機動性や命中率を重視するならもってこいのパーツになっている。
パーツ特性はHPが若干低めのノーマル属性装甲を持つ。
後発作品でも登場し、電子戦を得意とする支援ヴァンツァーとしての性格が強くなった。
バジェM13
最初のタイプ。フルセットでは遠距離攻撃タイプに設定されている。
その軽さが重い武器の運用に適しているようだ。
バジェM25
改良型のバジェ。M13を買った次のショップで現れるなど登場が早すぎる。当然性能向上もほとんどない。
ファイター仕様でロッド片手に向かってくる敵としても印象が大きい。
このモデル以降長い間バジェは姿を消す。
バジェM30
バジェの最終タイプで、十分な改良が施された結果、ゲーム終盤でも通用する性能に仕上がっている。
ハルト シリーズ
全周にわたって縦にスリットの入った鋭角的なボディと、巨大な鳥脚、そしてすべてを焼き尽くす火炎放射アームという印象的な攻撃型ヴァンツァー。
ドイツ名前の通り開発はシュネッケ社であるが、この会社の趣味はよくわからない。
フルセットでは背が高いファイヤーバードである。
パーツ特性は軽めのノーマル属性であり、この軽さからなかなか使い勝手が良い。
ハルトヴィント
最初のモデル。ゲーム中盤に登場。
火炎放射器の腕は重い上に当たらないので、ボディと足だけ残してあとは換装してしまおう。
固定武装
腕部:ヘッドファイア (火炎放射器)
ハルトツァーン
ゲーム後半に登場する最終モデル。
やはりわざわざ火炎放射器を使う理由はない。
固定武装
腕部:ファイアロック (火炎放射器)
ビガーM1
ディアブルアビオニクスの子会社であるファイアバレー社が開発した火力特化型ヴァンツァー。序盤に登場。
ヴァンツァーであるが、キャタピラーレッグと胴体横に連装式キャノンを装備したその姿は自走対空砲のそれに近い。開発コンセプトも対空砲ヴァンツァーである。ファーストのビザントに最も近い機体だろう。
他にもレッグの後部には予備コクピットと兵士輸送ポッドを兼ねる機構を備えるなど、意欲的な設計が目白押しのヴァンツァーである。
ショップで買える中ではパーツHPは高く設定されており、出力も値段も高い。それもそのはずで、このパーツは1ランク上のパーツなのである。
アームの攻撃力も、次のショップで買える肩キャノンと同じ攻撃力を持つ。
この特化した機能は市場で受けなかったらしく、改良は登場しない。後発作品でも登場なし。
固定武装
腕部:60mm砲 ( キャノン砲 )
フロスト シリーズ
正面からの射撃戦を想定して開発された強襲用ヴァンツァー。厚みのある装甲を組み合わせたマッシブなデザインで、歩く戦車そのもの。
前作フロントミッションファーストでも登場し、敵側の精鋭部隊である第64機動戦隊「地獄の壁」の乗機として立ちはだかった。
製造会社のディアブルアビオニクス社は、このフロストがUSNで大量採用されたことで巨大企業に成長している。
ゲーム中では防御力とHPのバランスがとれた機体であり、装甲属性は耐火となっている。
新旧モデルかなりの数が出回っており、敵の機体としても数多く登場する。
フロントミッションでもゼニスと並ぶ代表的な機体であり、後発作品でも登場する。
フロストM37
序盤に登場するモデル。HPと防御力のバランスが良く、生存性が高い。予算に余裕があるならギザ4Cより生存性が上がる。
敵側にも配備されており、ファイター仕様やアタッカー仕様で攻めてくる。
フロストM40
中盤に登場するモデル。最初のモデルからはあまり性能向上が見られない。
敵としても配備され、銃撃してくる。
フロストM50
ゲーム後半に登場するフロストの最終モデル。性能が大幅に向上している。
ヘイル シリーズ
両腕に格闘専用のクローアームを標準装備したヴァンツァー。
胴体は細身で大きなカメラアイが3つ連なっている。そしてそれを挟むように横に飛び出た頑丈そうな両腕をもつ非常に幅のある機体構造になっている。
クローアームは鋭い3本爪で、それを握りしめた状態で相手に叩き込む。
腰の前後には分厚い装甲板が取り付けられ、足回りを破壊されないような構造が見て取れる。
無骨なクローアームには肩武器を取り付けられるため、最低限の汎用性は確保されている。
USN陣営での運用を前提としているが、その機動力とのバランスの良さからアロルディシュを含めてOCUでも数か国で採用されている。
この機体は敵専用の機体であるため、ショップで購入することはできない。
ヘイルM14
攻撃力の高いダーククローを装備した最初のモデル。ゲーム中盤に登場し、ファイター機の恐ろしさを存分に発揮する。
その理不尽な格闘から、序盤のパンチ野郎タトゥウCを思い出したプレイヤーも多いだろう。
ヘイルM16
より高い攻撃力のダムクローを装備した改良型。油断していると一撃で腕を破壊される。
ヘイルM19
ボールドチャレンジ社の新型エンジンを搭載し、性能を高めたヘイルの最終バージョン。ゲーム終盤に登場。
一撃必殺のデッドクローを装備。そのクローは戦闘ヴァンツァーのコクピットに到達し、パイロットを殺傷する程の攻撃力の高さから名付けられている。
マネージュ
胴体に巨大なガトリングガン、両腕に箱形の4連装ミサイルランチャーを装備した攻撃型ヴァンツァーで、脚には4脚を採用している。
その過剰な武器から、移動砲台を目指したと思われるが、なぜか足が細長く、ヘンテコな見た目である。
そう。こいつを開発したのはトロー社である。
武器内蔵パーツは一般的に重いので、フル装備は重量が重すぎる。
終盤で登場するので性能は非常に高いが武器腕ということも相まって、趣味のヴァンツァーといえるだろう。
固定武装
胴体:30mmトヴェリ (マシンガン)
腕部:ATM771 (ミサイルランチャー)
ミュートスA
インターゲーンによって、フェンリルシステムに対応したテストヴァンツァーとして開発された。
無人運用は当然だが、未完成部分の補佐や想定外の事案に対応するため、有人用のコクピットも残されている。
テスト用ヴァンツァーであるが、戦闘用として十分な性能を持ち、実地テストを行っていたアロルディシュでそのまま戦闘用として投入されている。その性能はゲーム終盤のヴァンツァーでないとまともに戦えないほどである。
細身であるが標準的な人型シルエットを持つ。ただし、デザインを見る分には装甲はあまり考慮されていなさそうだ。
脚からは昔のロボットに使われていたモーターシリンダーのようなものが各部から飛び出している。
その高性能さにより、革命軍ではベテランパイロットに支給されている。
モス シリーズ
イギリスのセンダー社が開発した、標準的な人型シルエットを持つヴァンツァー。
円筒型のシンプルな頭部をもち、各パーツともバランスの取れた見た目をしている。
このヴァンツァーはフロントミッション・オルタナティブに登場した史上初のWAPであるシケイダの系譜である。
輸出用に開発されたモスKBSをベースに、さらに改良を加えられたのがこれらのモデルである。
パーツ特性はHP重視で防御力が低めの耐貫通属性。
モス VAS
最初のモデル。ゲーム後半に登場するためそこそこの性能。
革命軍のお気に入りヴァンツァーでもあり、マシンガンやライフルを撃ってくる。
モス VBS
マイナーチェンジモデルで、若干の性能向上に留まっている。
革命軍のお気に入りの点でも変わらず。
ロブストシリーズ
攻撃ヘリのキャビンのような胴体を持ち、そこから手足が生えた構造。足は短いが太く、がっしりした印象のヴァンツァー。コックピットは強化防弾ガラスで視界良好。
PSソフトのパッケージ裏にあるのがこの機体である。
ロブスト1A
序盤のタイプで、性能の低さから恐らく普段は作業用ヴァンツァーとして使われていたと思われる。
機体ランクが最低なので非常に弱い。
リーザ編のヘリ部隊襲撃作戦では、海軍のヴァンツァー兵がこの機体に搭乗して戦うが、革命軍の戦闘ヘリに一方的になぶり殺しにされる姿には涙を禁じ得ない。
ロブスト1C
ロブストの改良型。どういうわけか前モデルより大幅に強くなり、ゲーム後半の戦闘に耐える。
ロブスト2A
シュネッケ社の開発した新型アクチュエーターを採用した最終モデル。
前モデルよりもさらに強くなり、ゲーム終盤でも使えるほどの性能になった。
戦士に成長したロブストは、ついに貧弱なヴァンツァーの印象を完全に打ち破ったのだった。
隠しヴァンツァー
ゲーム中のイベントや、ネットワークパスワードを打ち込むことでのみ入手可能なヴァンツァーたち。
そのほとんどは高性能な機体のため、ゲームバランスを大きく変える力がある。
試作品ニーガス
とある兵器開発会社の武器開発主任ルーポたちが開発した試作ヴァンツァー。両腕にAT400Rライフルを装備した二脚の攻撃型である。
序盤のリーザサイドでコーディを仲間にした直後、ルーポに話しかけることでイベントが始まる。
ルーポは闘技場でコーディを負かしたリーザたちに目を付け、自分たちのヴァンツァー実戦で使うよう依頼しに来たのだった。
これはっきり言って実用化までのテスト開発費をケチっているということである。他人任せにもほどがある。
経験豊富なコーディは瞬時に判断し、危ない橋は渡れないと一蹴する。
だが実戦テストを断ったコーディの態度に対し出た「まぁ女だから仕方ないか。」というルーポの言葉に、女だからと舐められるのが嫌いなサユリは闘争心に火が付き、リスクの高い実戦テストを自分から引き受けてしまう。
そんなこんなで入手できるニーガスだが、はっきり言って使いにくく、弱い。デザインも不格好で未完成品である。
一応ニーガスのパーツが破壊されていない場合や、ニーガスのライフルで撃破した敵の数に応じて報酬を獲得できる。
その後ルーポに会わないことを考えると、ニーガスの販売は失敗に終わったようだ。
嫌なヴァンツァー
シュネッケ社と吉田戦車社の技術コラボレーションにより完成した、スーパーハイグレードヴァンツァー。
まずコクピット先端が出べそになっており、パイロットはむき出しで仁王立ちしなければならない。
頭部もタコのような口でかっこ悪い。
全体のデザインも、寸胴で短足で乗りたくない。嫌だ。
極めつけは内蔵打撃機構。何と、かえるの形の「かえるパンチ」とねこの形の「ねこパンチ」。ふざけるのも大概にしてほしいものである。こんなパンチは嫌だ。
その性能は、レイヴンに匹敵する。もう一度言う。レイヴンと同じ性能なのである。
そのふざけ倒した見た目の中身は、出会った敵全てを殴り殺す戦慄のヴァンツァーだった。こんなヴァンツァーには出会いたくない、嫌だ。あとランニングコストが異様に高いぞ。地味に嫌だ。
オプションには「おたけさん」対空ミサイルランチャーを装備。航空機を一撃で撃墜する超高性能HE弾頭を内蔵する凶悪ミサイルだ。このミサイルは内蔵マイクから「おたけさん!」と声を発して威嚇する機能も付いてるぞ!
このようにヘンテコで変に強い嫌なヴァンツァーだが、まっとうなヴァンツァーから上履きに画びょうを入れられるなどの嫌がらせを受けているらしい。
吉田戦車社の担当者によると、”人の陰口を言ったり嘘を平気で言うヴァンツァー”というものが存在するらしい。
そればかりか、母親から「お前はヴァンツァーなんだよ。」と言われ、「え?」と驚くどう見ても普通のおじさんのようなヴァンツァー?や、どう見ても普通の中学生の”たけし君”なるヴァンツァー?も存在するらしい。これらは中の人が降りてハンドガンで戦い、降りている最中は全く動けなくなるとのこと。
嫌なヴァンツァーはパスワードを知っていれば最序盤から入手が可能だ。
ジャボーア
武器屋の息子リックへの資金提供イベントで入手できるパーツ。
性能はそこそこだが、リックにある程度融資しないと手に入らない。
ミュートスB
ミュートスA型の運用試験を反映し、より実戦用に調整されたモデル。
フェンリルシステムの下で真価を発揮するが、熟練したパイロットが乗ることでも恐るべき性能を発揮できる。
革命軍の極秘パスワードを知っていれば最序盤から入手が可能だ。
シャカールB
シャカールA型の改良型で、電子妨害への対処力をさらに強化したモデル。
各部にも改良が加えられ、その性能はヴァンツァーの中でもトップクラスの性能に仕上がっている。特に防御力が向上しているため、格闘戦への応用が期待できる。
フェンリルシステムで運用することが基本だが、やはりコクピットは残されているため有人操縦可能だ。
こちらもミュートスBと同じく、パスワードを知っていれば最序盤から戦力に加えられる。
レイヴン
ハフマン紛争中にサカタインダストリーとドミトーリ公社が共同開発し、4機が投入されたといわれる伝説的大型ヴァンツァー。
MULS-P規格に準じたパーツ構成であるが、各パーツは標準パーツの1.4倍の体積をもち、MULS-P規格のパーツの互換性は実質なし。
B.Dデバイス専用に開発された狂気のヴァンツァーでもある。
標準型マニピュレーターと専用のクローアームを装備。大型かつ高出力ヴァンツァーから繰り出されるその攻撃は極めて強力。
肩には大型のユニットが装着されており、肩武器をとりつけることはできない。
4機のレイヴンは全て破壊されたのだが、それらから使用可能なパーツを取り出して一機のレイヴンとして復活させたのが本機だ。
この機体にはB.Dデバイスは搭載されていない。
リーザと接触した男から聞いたHUFFMANという言葉をOCUサイトに入力することでイベントが始まる。
しかし、機密情報の塊であるレイヴンは当然当局の回収対象であり、エージェントの魔手が迫る。
リーザはエージェントと戦って勝利して初めて入手できる。この戦いではリーザはレイヴンのパンチのみで勝負しなければならない。
大型機動兵器
地形を選ばない機動性と、ヴァンツァーの追従を許さない高火力を実現した大型機動兵器。火力支援や指揮車両として運用されている。
いずれも強力な機体であり、ステージのボス的存在である。またほぼすべての機種が遠距離攻撃可能になっている。
アロルディシュ軍の説明では、先進国ほどではないがある程度の数を配備していることや、火力と射程距離に着目し、単機で運用する戦術をとることが述べられている。
しかしゲームでは普通に集団戦法で攻めてくる。
OSV-08 ティルディン
最初に遭遇する大型機動兵器で、戦艦のような主砲とそれを支える四角い胴体から4つの脚が生えた構造になっている。
150mm砲を2門砲塔式に装備している。また胴体下部には機関銃を装備。カラーリングはオリーブドラブ。
動きは鈍重だが高いHPと防御力を誇り、ヴァンツァー単機では仕留められない。
砲塔は機敏に旋回し、近距離で動き回るヴァンツァーも捉えるほどに優秀。
ゲーム中にはいろいろな大型機動兵器が登場するが、この機種が一番実用的に見える。
OSV-13 バルドル
前作のティルディン型は成功作であったが、砲撃するとバランサーが機能不全を起こして横転する事故が発生していたため、胴体前後に関節を設ける改良を施したのがバルドル型である。
前後に分かれた胴体は蜘蛛を思わせる印象で、カラーリングは濃い茶色。
胴体がやや盛り上がり、ティルディン型よりも背が高くなっている。
基本武装はティルディン型と同じでキャノン砲と機関砲であり、ヴァンツァーの接近にも対応している。
OSV-08 ゴールトン
ジェイドメタル社が開発した大型機動兵器。型番がティルディン型と被っているが、おそらく設定ミスである。
ティルディン、バルドルと立て続けに登場し、プレイヤーを苦しめる。
どこか軍艦を思わせるような姿であり、その開発の発端となった兵器運用思想はズバリ地上戦艦(グランドガンポート)である。機体カラーはブルー。
駆動機構にジェットホバーを採用し、そのサイズに見合わない機動性の確保に成功した。
しかし、機動性はクリアしたものの搭載できる火砲は限定的で、小型砲を連射することで火力を維持している。
この火力問題は尾を引き、のちにロケットランチャーなどでより火力を強化した改良型が開発されている。
OSV-12 クルッグ
ジェイドメタル=ライマン製の大型機動兵器。ゲーム後半ミッションにおけるボス的存在。
縦長の胴体に2門のキャノン砲を埋め込み、その胴体上に追加の武装を備え、その胴体を6脚で支えるどっしりとした構造をしている。
胴体の2つのセンサーバイザーが眼光のような印象を受ける。機体カラーは濃い青色。
6つある脚のおかげで安定性は抜群で、アロルディシュ軍からセンダー社の大型機動兵器を抑えて採用されている。この脚の姿勢制御のノウハウはゴールトン型の運用データからもたらされた。
キャノン砲の攻撃のほか、機関砲やグレネードランチャーなどで攻撃してくる。動きは鈍重。
ゲームシステム上キャノンをしっかり撃ってくるが、キャノンを胴体に埋め込んだ鈍足メカがヴァンツァーを捉えるのは不可能だと思う。
OSV-21 ラバント
ゲーム後半から登場。
3輪強化防弾タイヤを採用し、都市部の道路網を使用して迅速な展開を目指し開発された機動兵器。センダー社が開発した。
バイクのフレーム構造をしており、見た目は後輪が巨大なトライクである。その周りに武装を取り付ける別のフレームを組み込んでキャノン砲などを運用する。
ハフマン紛争で使用されたクリントン型やグローニング型などが登場する以前に開発経計画が始まった旧い機種という設定。
機体カラーは黒。
武装バリエーションが豊富で、機関砲型、ライフル型、キャノン型が存在する。
凶悪なのはライフル型で、当たればボディは瀕死、腕は確実破壊のライフルを結構な命中率で撃ってくる。コイツだけは囲んで殺れ。
ISV-07 サドグ
インターゲーンが開発した大型機動兵器で、フェンリルシステムの一部として運用される。ヴァンツアー部隊の火力支援や、敵の戦車や大型ヴァンツァーへの攻撃を想定していると見られる。
多脚やホバータイプが主流の大型機動兵器としては珍しく、二足歩行による機体制御を行う。ただし、ゲーム中で見る限り、動きは鈍重である。
逆関節を持った二本足の戦車のようなデザインで、足の付け根から武装が取り付けられた腕が伸び、前傾姿勢で獲物を待ち構えるような印象を受ける。
他の機動兵器と比べてやや小柄なものの、胴体に120mm砲を固定装備し、腕にはロケットランチャーや機関砲、さらには格闘用のリニアスピアまで用意されているため火力は充実している。
ゲーム中では高い防御力と腕部を破壊できない仕様上、厄介な相手といえる。
一体どんな効果を狙ったのか分からないが、目立つ赤色のカラーリングをしている。
固定武装
胴体:120mmCAN (キャノン砲)
腕部(A型):80mmRK (ロケットランチャー)
腕部(B型):リニアスピア(格闘兵装)
ISV-09 ビスミラー
インターゲーンが開発した超大型の機動兵器で、衛星電波を使用するフェンリルシステムの電波を増強させ、地上兵器への指令を確実に伝達する中継ステーション兼電子支援機の役割を持っている。
戦域単位で配備されることを想定したからか、山のような機体規模となっており、移動することはほとんどない。
恐るべきことにミサイルや大砲、大口径機関砲など全身が武器の塊であり、ヴァンツァーを一瞬でスクラップにする火力を持つ。
接近戦を挑むと1ターンで殺されたり、遠距離から放たれるミサイルの当たり所ではやはり1ターンで殺される。
耐久も最高にタフで、防御力が高い上にHPはやっつけのように999。
攻撃を回避するスキルや全弾命中などの凶悪なスキルを備えており、最強の敵ユニットといえる。
固定武装
胴体1:150mmCAN (キャノン砲)
胴体2:50mmAC (機関砲)
腕部:VRK-60 (ミサイル)
支援ポッド
ヴァンツァー技術を応用して開発された兵器で、構造的にヴァンツァーを小型化したもので、手足に比べ胴体が大きい造りになっている。
ヴァンツァーよりも小型なので、狭所での作業や、より繊細な作業するのに適する。軍では戦場での工作や障害物の撤去、地雷散布などの任務で運用される。
小型であるがローラーダッシュを標準装備しており、機動力のあるヴァンツァー部隊に追従可能。
予算の少ない発展途上国では、これに武装を施し、積極的に戦闘に参加させる国もあるという。
ゲーム中ではHPの減少したユニットに近づき、修理する能力を発揮するリペアマンという役割を与えられている。
バレストロ製のリペアマンは革命軍が使用しているもので、序盤からよく登場する。ユニットとパイロット共に弱いが、油断すると機銃や火炎放射器をぶっ放してくる。
霧島重工製のリペアマンはOCU軍が使用しており、バレストロのものと比べて胴体と腕部が長い造りになっている。
戦車
ヴァンツァー普及にともない陸軍の主力兵器から減りつつあるが、航続距離の長さ、正面火力、装甲の厚み、運用コストなどヴァンツァーでも容易に代替できない需要を満たす存在として未だに運用されている。
特にアロルディシュのような中小国においては主力兵器として重要な地位にある。
一部にヴァンツァーの開発技術が応用されているものも存在。
BT77シリーズ
序盤に登場する戦車。ヴェルダ社が製造する。
車体は小さく、湿地などで運用される軽戦車のような存在。
ただし戦車砲は当たれば痛いので、案外侮れない。
砲身に照準装置のようなものを取り付けたタイプや、改良型が少数登場する。
BT94シリーズ
主砲や車体規模など、まさしく主力戦車という感じの戦車。中盤のミッションから登場し、改良型によって性能がどんどん上がっていく。
革命軍の主力装備のひとつであり、かなりの頻度で出てくる。設定では大国で配備される世代より1世代旧い機種であるが、性能の差は殆どない。
敵AIはマシンガンと主砲を使い分ける。
カラーリングは灰色。
BT99シリーズ
霧島重工が開発した主力戦車で、一部にヴァンツァーに使われている機構を応用して開発された機種。
設定上は最新型であり、キャタピラも普通の戦車と違って4つのキャタピラで車体を支える構造になっている。
ゲーム上はBT94と同じ性能で、大砲とマシンガンを使い分けてくる。
カラーリングはカーキ。
TCAシリーズ
自走砲であるが、ゲームシステム上は戦車と同じ。
平坦な車体の上に、車体上を全て占領するような長大な150mm砲を搭載している。150mm砲が大きいので旋回砲塔をもたず、車体を標的に向けるつくり。
ヴァンツァーとの接近戦でも、キャタピラをねじって車体を旋回させて大砲をぶっ放してくるかなりの頑張り屋さんである。
連装式のタイプも登場。
装甲車
装甲車はヴァンツァーの普及に伴いその配備数を急激に減らしたものの、近年ではその数を再び増やしつつある。
これはヴァンツァーがパイロット1名で操縦して完結する戦闘兵器なのに比べ、装甲車は歩兵の搭乗と展開を行えることや、歩兵の支援が得意であることから、第二次ハフマン紛争まで信じられていた装甲車不要理論を打ち破ったからである。
ある程度の火力と機動力を持ち、値段も安価な装甲車は偵察、戦闘指揮などの任務において重要性を失うことなく存在している。
ゲーム中においては登場回数が非常に多いユニットである。
A338 シリーズ
小型の車体と後部に小さな砲塔を持った6輪装甲車。序盤から登場する。
主にオートキャノンを装備して攻撃してくる。オートキャノンは攻撃力が低いものの9連発してくるため弱ったヴァンツァーには厄介な相手。
オートキャノンの射程は2マスあるため、遠距離から攻撃してくることも多い。
AM 121シリーズ
車体が大きくなり、砲塔を前後に2つ装備した大型の装甲車。
オートキャノンだけでなく、対戦車ミサイルも装備したタイプは厄介である。
AM 131シリーズ
OCU軍が運用する大型の装甲車。
箱形の車体と、車体の前方に腕のように突き出した前輪という妙な見た目をしている。そして、何故かストライプ模様が描かれている。
機種によっては対戦車ミサイルを装備したタイプも存在し、遠距離攻撃を仕掛けてくる。
戦闘指揮車両としての性格が強いのか、ホードマンなどの高級将校が搭乗している。
PM102 シリーズ
革命軍が運用するキャタピラを採用した装甲車。
角度の浅い装甲板で構成された、現実世界の装甲車のような外見をしている。
対戦車ミサイルや機銃を取り付けて攻撃を行う。
登場は少な目。
その他の戦闘車両
ミッションで敵として登場するその他の車両ユニット。
小型車両や火力支援車両などが存在する。
OC300 戦闘ジープ
革命軍が運用する小型軽量の4輪オフロード車両。現実のジープのような見た目。
後方連絡やレーダー補足機を使った支援に使われている。
自衛用の機銃も装備されているが、ヴァンツァー相手では牽制が精いっぱい。
命中適正のない武器が多いため、特に遠距離攻撃ではミスしやすい。
OLV160 戦闘バギー
OCU軍が運用する小型の4輪オフロード車両。革命軍のものに比べ、車体がシャープ。
戦場を高速で疾走し、偵察車両として運用されている。
申し訳程度に機銃が装備されているが、脅威にはならない。
革命軍のものと比べるとほとんど登場しない。
RSV300 火力支援車
革命軍が運用する火力支援車両。
現実のMLRSのような見た目をしており、戦い方もほぼ同じ。
ロケットランチャーを撃つタイプと、地雷を敷設するタイプが存在する。
近距離武器を装備していないので、近づけば簡単に倒せる。
レーダー車
車高の低い箱形の車体の後部に、巨大なレーダーを搭載した車両ユニット。
高速で一気に距離を詰めてくるヴァンツァーを、対空レーダーと同じ要領でとらえるために開発されている。
レーダーロックという攻撃を仕掛けてくる。これによるダメージはないが、照準線のようなエフェクトが機体にかかり、敵機の命中率が上がる。しかし、そこまで当たるわけでもない。
厄介なのはレーダーロックされるとキャラがパニクることが多くなる事である。
なぜパニックになるのかは分からないが、もしかしたらコクピットでレーダー警報装置が鳴りっぱなしになるのかもしれない。それならかなり焦るはずである。
投光車
巨大な投光装置を積んだトラック。マップの地形効果を0にする地味に嫌な効果を発揮する。
光であたりを照らすのが仕事なので、武装は無し。
急造戦闘車
資材運搬用の牽引車に武装をとりつけ、無理やり戦力化したもの。ディーアン空軍基地などに配備されている。
真っ平な車体が武器を撃ってくる姿はシュールそのもの。
特殊攻撃車両
ディーアン空軍基地を脱出するミッションでのみ登場する敵で、キャタピラ式の台車の上に巨大なロケットランチャーを乗せ、左右に機関砲を取り付けた珍妙な見た目をしている。
ユニットの型番にはXとつけられており、何かの試作機か、お蔵入りになった実験機を急遽持ち出してきたのだろう。
ロケットランチャーはヴァンツァーへの命中適正が低いので、特に気にする敵ではない。
VT-500 トレーラー
アロルディシュ軍で使われている重量物運搬トレーラーで、シャーシの上にヴァンツァー固定具を取り付けている。
寝かした状態のヴァンツァーを運搬することができるので、強力なエンジンを積んでいると思われる。
最初のミッションで登場するが、逃げてしまうので取りこぼしの無いようにしたい。
以降の出番はない。
TC-350 トラック
アロルディシュ軍で使われている軍用貨物トラックで、箱形のコンテナのような荷台を持っている。
弱いユニットであるが、軍にとっては重要な存在なので色々なミッションで登場する。
ヘリコプター
かなりのミッションで登場する戦闘ヘリコプター。
革命軍では基本的に、ヴァンツァーや装甲車両と組み込んだ混成部隊として運用している。
AAH-45 ハーン シリーズ
アロルディシュ軍で採用されている攻撃ヘリコプター。
日本の霧島重工の製品。そのためOCU軍でも運用されている。
スタブウイングにロケット弾とミサイルを満載し、機首に機関砲を備えるなどその性能は驚異的。またヘリユニットは移動力も陸戦兵器の比ではない。
ミサイル対策では地形効果を狙うなどして避けよう。
航空機であるため装甲が貧弱である。その弱点を突いて、対空ミサイルやマシンガンで一気に仕留めたいところ。
OCU軍整備兵によると、「ドカンと爆発する武器が一番効くんですよ!」とのこと。
ACH-9 ヒューロン
アロルディシュ軍で採用されている兵員輸送と攻撃ヘリを兼ねたガンシップと呼ばれるヘリコプター。
胴体部分が長く、より頑丈そうなデザイン。
機首に機関砲を持ち、スタブウイングにはガンポッドを装備している。
革命軍では様々な用途に使われており、ヘリ同士の空中戦もこなす。
OSH-20 観測機
アロルディシュ軍で採用されている観測機。
OCUでは観測機の役割を戦闘ヘリが行うためその数を減らしているが、戦場で余裕のない戦闘ヘリにほかの部隊への指揮は不可能であるため、アロルディシュ軍ではあえてこのような機種を残している。
レベルの高いパイロットが乗っており、墜とすのに苦労する。
戦闘ヘリほどではないが、ミサイルなどの武器を装備している。
H-60 チャイズ
物資と人員の輸送に特化したスリングヘリ。OCU軍で採用されている。
ひし形の胴体の左右に大型のローターが一対付いた特異な形状をしている。
武装は施されていない。
機体規模と隠密性のわりに空輸できるのはフル装備のヴァンツァー1機程度という点で厳しい評価が下されている機体でもある。
シェイディ
センダー社が開発したヘリコプター。
民間企業で多くの実績を持つスミュウヘリコプターをもとに、改良を加えたもの。
革命軍の軍用ヘリと比べるとサイズはやや小型であるが、外付けの機関砲などの武装に対応している。
公に営業活動はされておらず、プライベートな顧客に対して販売されている。
ジェット機
ヴァンツァーとジェット機は直接戦うことは無いものだが、今作ではVTOL機という形で敵ユニットとして登場。
登場ミッションが多いため、専用の対空兵器も併せてフロントミッション・セカンドが多様な戦闘で構成されていることがわかる。
VTOLだけでなく、マップ上の演出やイベントなどでもジェット機が登場する。
PVA-05ケールー シリーズ
南アフリカの航空機メーカー、マセル社が開発したVTOL攻撃機。革命軍の航空戦力として登場。
機体に3発の可変ノズルを備えたエンジンを搭載、またあえて安定性の悪い前進翼を採用しているのが特徴で、航空業界から注目されている機種でもある。
武装は機首の機関砲のほか、ミサイルとロケット弾を装備。
行動力をほぼ全て移動力に使うことが出来る。そのため序盤の大使館ヘリ救出作戦では、移動力で窮地におちいることも。
対空、対地攻撃をこなすVTOL機という性格は、革命軍にとって重要な航空戦力であるのは間違いない。
IVA-13 シリーズ
革命軍が運用しているVTOL攻撃機。
主翼面積が広く、薄っぺらい形をしている。
機首に機関砲、翼のハードポイントにロケットとミサイルを積んだ武装構成。
この機種はもともとアロルディシュ空軍に配備されているものではなく、サリバシュが革命軍のバックについて疑問を持つきっかけとなった。
PVA-07 ヒルスター
OCU軍が運用しているVTOL攻撃機。韓国の必武社が開発。
小型であるため武装搭載量は少ないが、運動性能に優れている。
PA-23S タイガーヘロン
マセル社が開発した超音速攻撃機。革命軍の航空戦力として登場する。
双発式の機体で、太い主翼を持つ。機首にはカナード翼を備え、EF-2000とF-14を足して2で割ったようなデザイン。
ミッション3のトラック護衛作戦では、爆弾を降らせてくる。この爆弾をはどんなユニットも1撃で破壊してしまう。
PB-40 戦略爆撃機
6発のエンジンを備えた大型の戦略爆撃機。20世紀に開発された超音速爆撃機に似ている。ディーアン空軍基地に所属。
通常爆弾を多数搭載し、その区域を焼き尽くす運用を行う。
その威力は甚大で、街一つが跡形もなくなってしまう。
ストームマスター VTOL輸送機
アメリカの航空機メーカーのウォルター=ヴォルガネット社が開発したVTOL輸送機。
飛行艇としても運用できる。
滑走路が不要の大型輸送機の需要は多いため、OCU、USN問わず採用されている。
ゲーム中では革命軍だけでなく、ストーリーの進展でも大きく関わる機種である。
固定砲台
78mm ATC
第二次大戦に出てくるシールド付きの高射砲のような砲台。
グラフィックを見ると人がむき出しで操作しており、かなりローテクである。
動けない反面通常の武器より射程が長い。
40mm AA
サリバシュの貨物船に取り付けられている対空砲で、複数のセンサーが取り付けられている。
見た目以上に機敏に動け、至近距離のヴァンツァーにも対応可能。
射程は長いものの非常に脆く、1ターンで破壊されることも。
破壊されると船の重要部に誘爆するような仕組みになっている。ダメコンがなっていない。
40mm RR
ロケットランチャーを発射する砲台。
360度に旋回できるロケットランチャーを三脚のような構造で支えている。
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