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概要
アメリカの Rise Aero Tech (ライズエアロテック)社が水上で離発着可能なeVTOL RECON(リーコン)を開発しました。
RECON は6基のプロペラで飛行する一人乗りのeVTOLで、フレームをアルミ合金で製造しており130kgの軽量に仕上がっています。
特筆すべきなのはフロートユニットがプロペラ基部と胴体下部に取り付けられていることで、これにより水上で離着陸する能力を持っています。
絶えず電源を供給して装置を動かす必要はなく、マシンのスイッチを切っている状態で水上に浮かぶことができます。
このような水上で活動できるeVTOLの存在は、様々なものが日夜生み出されているeVTOL業界でも異彩を放っているといえるでしょう。
RECON は超軽量車両に分類されており、運送業務に利用できないため、アウトドアスポーツなどの業界で使用されることになります。
超軽量車両は操縦に特別な免許が必要でないため、幅広い人たちに搭乗してもらえるeVTOLという点で強みがあります。
デモフライトでは自動操縦による無人飛行も実演しており、同社の開発力の高さと今後のバリエーション機体の登場に期待が持てそうです。
RECONのスペック
●大きさ : 4.7m×2.3m×1.4m
●重量: 130kg
●最高速度 : 101km/h
●巡航速度 : 65km/h
●飛行高度 : 最大122m(地上高)
●最大飛行時間 : 25分
●推進装置 : 6基の60インチプロペラ
●降着装置 : 6か所のアウトリガーフロートと2か所の胴体下フロート
●操縦装置 : ジョイスティックコントロールとタッチディスプレイ
●飛行制御 : 慣性航法、衛星測位、姿勢方位基準装置を統合した冗長性のある飛行制御
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