Phantom Brigade ゲーム紹介

フロントミッションなどに代表されるロボットが活躍するターン性シミュレーションは、昨今では非常に数が少ないゲームジャンルになってしまいました。 しかし、そんな状況で産声をあげたゲームが存在します。

今回は、祖国を侵略された兵士たちが少数精鋭のゲリラ部隊を結成し、怒涛の勢いで反撃していくターン性シミュレーションゲーム「ファントムブリゲード」を紹介していきます。

目次

ストーリー

最初に説明しますがこのゲーム、ストーリーが殆どありません。なのでゲームをプレイした私が自分なりの解釈でストーリーを説明させていただきます。

ウォーカーと呼ばれる人型兵器が発明されて数十年が経過した未来の時代。

北欧のとある国家が突如強大な軍事力を持った軍隊に侵攻されてしまう。


圧倒的軍事力を持った侵攻軍の勢いは凄まじく、ある者は捕らえられ、あるものは故郷を捨てて異国に逃れ、またある者は武器を手に抵抗を試みるが、完全に制圧されるのは時間の問題だった。

侵攻軍の魔の手が迫る中、国境にあるウォーカー訓練施設で圧倒的不利な状況を覆すあるシステムが実験段階に入っていた。

システムは機体に取り付けられたものの、遂に侵攻軍の尖兵が目の前に現れた。

隊長は戦死してしまうが、部隊はシステムの力によって善戦し、侵攻軍を撃退する。

生き残ったのは少数の隊員だったが皆の戦意は高く、活躍を聞きつけ各地で抵抗を続けるホーム・ガードも一緒に戦ってくれるだろう。

我々は奪われた未来を勝ち取るために、常に相手を先読みする無敵のゲリラ部隊「ファントムブリゲード(幻影旅団)」となり、祖国を蹂躙した侵攻軍に反旗を翻すのだった。

これがウォーカーだ!


人型を模した兵器で、胴体と両腕、脚で構成されています。骨組みはフレームと呼ばれ、すべてのウォーカーはこのフレームに各企業が開発したパーツを組みつけて造られます。

胴体にリアクターとパイロットポッドを内蔵し、人が乗り込んで操縦することで動かすことができます。

直立すると15メートル程になる巨大な兵器であり、その重量を機敏に動かせるリアクターは小型化された原子炉またはそれ以上の高度な動力源を指していると思われます。

ゲームの世界観では数十年前から作業用として実績があり、陸戦兵器として各国の軍隊で標準装備されています。

各パーツには耐久力(構造保全性)が設定されており、耐久力以上のダメージで破壊されます。

胴体が破壊されるとパイロットもろとも爆発して全てのパーツが破壊され、腕を破壊されると武器が使用不可能になり、脚を破壊されると殆ど移動できなくなります。

重量によってライト、ヘビー、ノーマルとクラスが分かれています。

武器はプライマリーウェポンとセカンダリーウェポンの2つが基本ですが、バックパックが武器タイプのものであれば最大で3つ装備できます。

プライマリーウェポンは右腕、セカンダリーウェポンは左腕に装備します。

ブースターを装備することで重量のある機体でも移動力を補ったり、高い場所に一気に移動することができます。

全てのウォーカーは、傷ついた装甲を液状リペアと呼ばれる資材で修復します。

パーツレアリティ

ウォーカーのパーツにはノーマルアンコモンレアの順で3つのランクがあります。

レアリティが高いものほど強くて軽いものになり、自軍のウォーカーの強さが飛躍的に高まります。

パーツは倒した敵から入手したり、ミッション報酬で受け取ったり、ワークショップで生産(後述)するなどして手に入れます。

各パーツには、2つの有益な機能が存在します。

パーク

パークはパーツが持つユニークな性質のことで、パーツひとつごとに異なっています。

これは外すことができず、内容を選ぶこともできません。

パークレベルはパーツのレアリティに依存し、レアリティが高いものほどパークレベルが上がって強力です。

モジュール

モジュールはパーツに取り付ける拡張機能です。

パーク同様モジュールにもランクが3段階あり、上のものほど強力です。

モジュールは種類があり、パーツのモジュールスロットの種類が同じであれば、モジュール同士を付け替えできます。

モジュールを取り付けられるかどうかもパーツのレアリティに依存し、ノーマルにはモジュールを付けられません。

アンコモンにはモジュールスロットが付きますが、モジュールの中身が固定されて外せないスロットのものと、取り外して付け替えできるスロットのいずれかがランダムに選択されます。

レアでは完全に取り外し可能なモジュールスロットが付きます。

ゲームの大まかな流れ


占領された県を開放し、最終的に侵攻軍の中枢が置かれた首都を制圧することが最終目標です。

そのためには県をひとつずつ開放していかなければなりません。

敵を弱体化
敵のテリトリーに侵入し、敵の基地や敵部隊と交戦して勝利し、地域の敵勢力を弱体化しましょう。

地域の戦況がエスカレーションし、解放軍に有利になるものの、敵軍の態勢が整い敵部隊が強化されます。

強化された敵部隊が守る基地は守りが堅いので、戦況がエスカレーションしないうちに重要な基地などを制圧しておくことをお奨めします。

地域のボスを排除し、解放
地域の敵勢力が弱体化しきると、敵軍は切り札を投入します。これと対峙し、勝利しましょう。

勝利することで県が解放され、補給拠点が使えるようになります。

そこを足掛かりにして新たな戦場に向かいましょう。そして県を次々と解放し、人々を侵攻軍の圧政から解き放ちましょう。

3つのパート

ファントムブリゲードは県の解放で大きくつのパートに分かれており、これを繰り返していくことで地域の敵勢力を弱体化させます。

作戦パート
占領下にある地域には敵の基地や都市または敵部隊が存在しています。

ファントムブリゲードの本拠である移動基地を使い、どこに向かうかを決めましょう。

修理に欠かせない液状リペアの残量に注意し、ホーム・ガードが救援要請している戦場の情報を逃さないようにしましょう。

不用意な戦闘を避ける場合はデコイを発射してかわしたり、スモークで撒くなどして対処しましょう。

準備パート
移動基地にあるハンガーで、自軍のウォーカーをより強く、より最適にセットアップしましょう。

移動基地には生産設備もあり、設計図と資材があればパーツや武器を生産することができます。

そして、移動基地そのものを改良するアップグレードも行えます。このアップグレードは膨大な資材を要求されるので、余裕があるときで構わないでしょう。

パーツの生産やウォーカーの修理は移動基地が巡航状態でのみ行うことができます。

戦場で戦う戦闘パート
我々ファントムブリゲードの力で敵部隊と戦って勝利しましょう。

戦った相手のパーツはこちらの戦力として組み込めます。

秘密兵器である予測システムを使い、圧倒的不利の戦いを制してください。

5秒先読みの戦闘システム


このゲームの根幹となるシステムで、5秒後の敵の行動を先読みし、圧倒的な数の差を覆していくのがゲームの醍醐味です。

敵が攻撃してくる瞬間は回避や防御に専念し、スキが出た瞬間に攻撃を叩き込む。これを繰り返せば何とかなります。

移動せよ
十分にマップを確認してからウォーカーを移動させましょう。

ブースターが装備されている機体であれば、基本的に走ることより速く移動できます。

脚が破壊されても脚を引きずりながら微速で動けます。またブースターも使えるので緊急時にはそちらを使用しましょう。

軽くて足の速い機体で敵部隊を陽動して隙を作ったり、スナイパー用の最適な高台を確保したり、次ターンの敵の反撃を警戒して物陰近くに動いておくなど、戦術を駆使しましょう。

攻撃せよ
武器の特性を最大限に引き出しながら攻撃しましょう。

相手の動きを見て、こちらの武器はなるべく当たるようにしておくのが基本です。

武器には射程距離に応じて威力と命中率が設定されており、これらをうまく活かして武器の性能を最大限引き出しましょう。

ミサイルは例外で、ロックオンできる範囲であれば命中率は一定になっています。

武器は攻撃時にターゲットを照準する方法と、射線を任意に設定する手動照準の方法で攻撃できます。

防御せよ
機体に盾を装備させることで、盾を構えてダメージを受け止めることができます。

盾には耐久力が設定されており、これを上回るダメージを受けると盾は壊れます。

移動しながら構えることが出来るので、機動的な防御戦を展開することも可能です。

盾にはビーム攻撃を反射させる効果もあります。

回避せよ
ウォーカーの機動力を活かして敵の攻撃を回避したり、障害物で防ぎましょう。

ミサイル攻撃はブースター移動することで回避できます。

マップにある建物は攻撃を防ぐために利用できますが、攻撃を受けた建物は壊れるので一時的な利用しかできません。

ですが自然地形の丘や小山はこの限りでなく、壊れることはありません。

機体の熱量に注意
戦闘で注意すべき要素に熱量があります。

全ての武器は攻撃すると機体温度を上昇させます。またブースターの使用も同様です。

機体に熱が蓄積し、しきい値を超えると過熱状態になって機体にダメージを生じます。

ダメージ量は非常に多く、熱管理を怠ればすぐに機体がボロボロになります。

武器やブースターの連続使用は効果的な反面、機体に大ダメージを与える両刃の剣になっているため注意しましょう。

なお、この状態を意図的に作り出す武器も存在します。

危険な場合は脱出
戦闘が激化し、あまりにもダメージを受けすぎた機体からはパイロットを脱出させましょう。

破壊された機体は復活できますが、死亡したパイロットは二度と戻ってきません。

脱出は任意のタイミングで行えます。

パイロットが脱出すると戦場の近くにポッドが着地するので、助けに行きましょう。

クラッシュ
ユニット同士が衝突したり、脚が破壊されるとクラッシュ状態になり、一定時間ユニットが無防備になります。

衝突クラッシュは重量差のあるユニットが衝突した場合、軽いユニットは大ダメージを受けて確実にクラッシュします。重いユニットは小ダメージで済み、クラッシュもありません。

重量クラスが同じユニット同士であれば、お互いがクラッシュします。

重いユニットは軽いユニットが近づいてきた場合、自身の重量を武器にできるという訳です。

クラッシュしそうな場合、予測システムに黄色の警告が表示されます。

コンカッション
ユニットに乗ったパイロットにはヒットポイントが設定されており、この値がゼロになるとコンカッション状態(脳震盪)になり、戦闘不能なパイロットを乗せたユニットは無力化されます。

パイロットのヒットポイントを削ることは、コンカッションダメージが設定されている武器のみ可能です。

コンカッションダメージは、ユニットの背後から攻撃すると効果が2倍になります。

コンカッション武器は特に頑丈なユニットに効果的で、後述する戦利品のサルベージに有利になります。

ですが、こちらも敵のコンカッション武器で戦闘不能になるため注意しましょう。

味方がコンカッション状態になってしまうと、そのミッションで撤退したり失敗するとパイロットが戦死します。

ミッション


戦場に到着したり、敵に遭遇するとミッション開始となり、ブリーフィングが行われます。

ブリーフィングのマップはとても分かりにくいのですが、どんなミッションなのか、敵の増援はあるのかを知ることが出来ます。

ミッションには種類があり、その都度最適なセットアップを心掛けましょう。

排除
遭遇した敵部隊を排除する。

暗殺
護衛に囲まれた敵軍の要人を襲撃し、これを排除する。

解体
敵軍の基地に突撃し、時間内に施設をできるだけ破壊する。

制圧
硬く防御された敵の基地を襲撃し、守備部隊と後続の増援部隊を排除する。

略奪
物資を運ぶコンボイを襲撃し、敵の物資を奪い取る。

解放
敵軍に制圧された地区で、建物になるべく被害を与えずに敵を排除する。

戦場
同盟軍のホーム・ガードと協力し、敵の大部隊に立ち向かう。

対決
敵軍が投入した圧倒的性能の兵器に全力で立ち向かう。

戦利品


ミッションに成功すると、戦利品を獲得できます。

戦利品には戦場で得られた報酬アイテムや設計図と、戦場から回収したサルベージパーツがあります。

サルベージシステム

我々のサルベージクルーが戦場で残骸を調査し、有用なものを回収して自軍の戦力に組み込んだり、資源に変えたりできます。

戦場で回収できるパーツは全てではなく、サルベージポイントの上限までとなっています。

サルベージポイントは、ミッション固有の値と敵ユニットを倒すごとに加算された合計量で決まります。

ポイントはパーツは破壊されたものを回収する場合25ポイント、資源にする場合10ポイント。未破壊パーツの回収の場合15ポイント、資源にする場合5ポイントかかります。

このポイントは味方のパーツが破壊された場合も同様に要求されます。

つまり、味方の被害を抑えて敵ユニットを破壊せずに倒すことで、最大限のサルベージをすることができます。

武器


ファントムブリゲードのウォーカーが使用する武器は、手持ちの武器を大きくしたものだけでなく未来的なビームやレールガンなども登場し、より過酷な戦場を演出します。

プライマリーウェポンは右手のみ装備できますが、セカンダリーウェポンは両手に装備できます。

アサルトライフル

中口径の高速弾をバースト射撃するプライマリーウェポン。

移動しながら撃っても命中率が下がらない。また近距離の適正もあり、接近戦でも扱いやすい。

射撃行動の時間も短く、遮蔽物に隠れながら撃つような使い方もできる。

遠距離では精度が大きく下がるが、弾丸の威力は無視できないレベルで残っているため牽制や追い討ちも可能。

ただ当然ながら遠距離のスナイパー相手では全く太刀打ちできない。

マシンガン

小口径の弾丸をばらまくプライマリーウェポン。

最適距離で使えば圧倒的な火力を生み出す破壊兵器。

反面移動しながら撃つと命中率が下がり、射撃行動時間も長いため最適範囲に収めることが難しい。

遠距離では精度と威力が激減し、かすり傷も期待できない。

使うのなら接近と撤退が得意な高機動の機体が適するだろう。

サブマシンガン

マシンガンを小型化したセカンダリーウェポン。

射程距離は短くなったものの、軽く、射撃行動サイクルが早いため使いようによれば化けることも。

高機動機体に2丁装備し、敵背後に回り込んでコンカッションさせても活躍する。

スナイパーやミサイルなど懐が弱い機体のサブウェポンとしても優秀。

ハンドガン

専らサブウェポンとして開発された軽量なセカンダリーウェポン。

発熱が少ないことも魅力だが、威力の点やほかのプライマリーウェポンのカバー範囲の広さから積極的には使えない。

あくまで右腕が破壊された時の保険といえる。

状態異常を引き起こす特殊ハンドガンが用意されており、放電を引き起こすタイプはかなり凶悪。

ショットガン

近距離で散弾を放つプライマリーウェポン。

移動しながら撃っても命中率を維持できるが、発射した弾丸は実弾系では最も早く消滅するため牽制と追い討ちはできない。

最適範囲でもたまに相手に殆ど当たらずすり抜けることがあり、挟み撃ちしようとした味方に大いなる誤射を引き起こす可能性がある。

敵が遠距離にいると長い間ヒマになるので、サブにミサイルなどを装備して支援させたいところ。

小型軽量のミニショットガンも存在する。

スナイパーライフル

遠距離から強烈な弾丸を叩き込む遠距離武器の代表格であるが、発射タイプが3つもあるプライマリーウェポン。

威力と命中率は遠距離以上で真価を発揮するため、遠距離をいかに保つかが重要。

反面接近すると当たらない上、当たっても弱いので中途半端な撃ち合いが苦手。接近戦はサブに頼るか敵が弱ってないと辛い。

このため障害物のない高台を早めに確保し、接近してくる前に敵を弱らせる戦法が有効。

敵でも厄介なのがこのスナイパーであり、常に警戒する必要がある。

連射式は総合威力が高いが1発は当たらない上射撃行動が長いのでよけやすい。しかし恐ろしいのが単発式のタイプで、ノーマル機の胴体程度なら一発で終わらせる威力を放ってくる。

敵味方でスナイパー同士が撃ち合うのはロマン。

モジュールで拡張弾倉を取り付けると、単発タイプ以外は射撃回数が増える。

マークスマンライフル

スナイパーライフルとアサルトライフルの中間的性能を持ったプライマリーウェポン。

説明文からも分かるように、中途半端。そして移動撃ちすると命中率が下がる。

アサルトライフルとスナイパーの最適範囲で撃ち合うと勝てないが、ショットガンやマシンガンならまだ相手にできる。

ただ、最適範囲の威力はなかなか優秀。距離を素早く調整できるように高機動の機体に装備させ、隙を見せた相手を撃つのが無難だろうか。

遠距離では弱るものの威力と命中を保つため、牽制と追い討ちに使ってあげよう。

現状最適範囲がアサルトライフルに毛が生えた程度なので、遠距離適性をもっと増やしてもらいたいところ。

キャノン

大口径の炸裂弾を発射する大型のプライマリーウェポン。

弾丸が炸裂する範囲は広く、敵が密集していればわざとに直接照準で建物や地面を撃つことで敵を巻き込める。

しかしこの武器は欠点も多く、最適範囲が限られた範囲にしか設定されていない。

そして最大の欠点が弾丸のブレと炸裂範囲が大きすぎることであり、上下左右のあらぬ方向にブレた弾丸が味方を襲うのである。

ブレが上方向ならまだマシだが、下方向なら最悪で、手前の地面に着弾したら周囲の味方はおろか自分が吹っ飛びかねない。

敵味方がぶつかり血潮を上げる戦場において、必死で明後日の方向に機体をねじって誤射を防ごうとするキャノン野郎。それがファントムブリゲードである。

ミサイルランチャー

ミサイルを大量に発射して遠距離から火力を提供する大型のプライマリーウェポン。

誘導タイプと無誘導タイプが存在する。

基本的に射程距離が長く、直撃しなくても近くで爆発するとダメージが入る。また移動しながら攻撃できる。

照準をあえて手動にし、密集した敵部隊やその進路上に着弾させる攻撃も可能である。

様々な弾道のものが用意されており、山なりの軌道を描くものが多いので、障害物を盾にして発射すると安全で、特に射程距離が長いタイプはスナイパーへの対抗武器にもなりえる。

ミサイルは強力だが発熱量が高く、近距離ではロックオンできない。またミサイルは弾速がおそいので、発射から着弾まで時間がかかる。

障害物のすぐ脇に陣取られると、ミサイルが障害物に阻まれて攻撃を無駄にすることも多々ある。

反対に自分が障害物の近くで撃つと誤爆しやすく、位置取りが大事になる。

また射程距離の最大および最小付近では、ミサイルの挙動がおかしくなりやすい。

ハンドミサイル

威力と射程距離が控えめになった代わりに、扱いやすくなった軽量ミサイルランチャー。

軽くて発熱量が少なめという点が魅力で、こちらも様々な発射タイプが用意されている。

目標に向かって直進するタイプは接近してもロック可能で回避しにくいため扱いやすい。

障害物の間を抜けながら撃ったり、後退しながら引き撃ちすることも得意。容易に近づけない敵への対抗手段として使える。

ただし、総じて火力が不足気味なのが弱点である。

レールガン

電磁力で弾丸を加速し、極超音速で撃ち出すプライマリーウェポン。

撃ち出された弾丸は障害物を貫通し、物陰に潜む敵も容易に撃ち抜く。

射撃時間は平均的だが、まず武器をチャージし、最後の方で発射するようになっているため、扱いにややコツがいる。

マシンガンタイプやショットガンタイプなど、攻撃タイプが分かれている。

攻撃特性は優れるが、反面熱量が多く、機体が過熱しやすくなるのが弱点。また射程距離が短く遠距離の敵に対応できないのも弱点。

小型軽量のタイプはセカンダリーウェポンとして選択できる。

ビーム

レーザービームを照射し、触れた敵にダメージを与える光学タイプのプライマリーウェポン。

ビームは当て続けることで攻撃力が上昇し続けるため、上手く扱えば破格の威力を発揮する。

狭い通路にいる敵や、直進する敵に正面から浴びせると一発で破壊することもできる。

それでいて重量もそこまで重くない点も利点である。

デメリットは射程距離の短さで、数十メートル先からはビームが消失してしまい、それ以降の威力はゼロ。

もうひとつの問題が射撃行動の硬直で、長時間機体が硬直してしまう。一応歩く程度に動けるが、向きを変えるのも限定的で敵の攻撃にはぜい弱になってしまう。

このため硬直時間の長い武器を比較的接近した距離で使うリスキーな武器といえる。

プラズマランチャー

放電性を帯びたプラズマを撃ち出す高火力プライマリーウェポン。

命中するとダメージと共に状態異常の過充電になる。(日本語訳は充電済み)過充電状態は重ね掛け可能。

過充電はその状態の機体に近づいたユニットに無差別の電撃を放ってダメージを与え、ユニットに電撃しなければ過充電の機体に電撃ダメージが入るというものである。

密集した敵であれば電撃の嵐に巻き込める。

ただし弾速が遅すぎて、高機動ウォーカーであれば横に移動するだけでかわせるほどの遅さである。

また常に敵ユニットが近い状況が続かないと過充電のメリットが少ないので汎用性は低い。

ヘビーウェポン

極めて重い重量と引き換えに圧倒的な火力を生み出す重火器。射程距離も長い。

バルカン砲やビームキャノンなどがこれに該当する。

装備した機体は必然的に動きが遅くなり、射撃行動も非常に長い。その上近距離で動き回る敵の捕捉もできない。

しかし、その火力で建物もろとも粉砕していく様子は圧巻。

ウォーカーの機動性を殺すという点で不利なので、位置取りの見極めや味方の援護か欠かせない。

そのため序盤よりもゲームに慣れてきた中盤以降の方が使いこなせるだろう。

近接武器

手にした鉄塊を握りしめ、ブースターで一気に距離を詰めて相手を叩き潰すプライマリーウェポンで、ロマンの塊。

サーベル、カッター、アックスなどの種類が存在する。

ダメージが多く、ヒットした機体をクラッシュさせやすい。また振りの範囲内であれば複数の敵を攻撃できる。

攻撃面では敵を崩しやすい優秀な武器だが、接近する以上自分のクラッシュを誘発したり、味方の射線を遮ったり、誤射されたりとデメリットも多い。

また重量が重いものが多いので、機動性を要求される武器としては特性が嚙み合わないのもつらい部分。

軽いタイプを選び、敵の防御を崩して味方と連携させると良いだろう。

接近戦は敵の弾を喰らいやすくなるので、ある程度装甲のある機体でないと安心できない。

敵に近づけないとヒマになりがちなので、射程距離の長いサブウェポンで敵を牽制しよう。

その他の武器

連装式ナパームガンやナパームショットガンなどの試作武器。

旧世代の戦車砲やオートキャノンといった敵ユニットのみが装備する武器も存在。

バックパック



ウォーカーの背中に装備する追加装備で、ミサイルや地雷を発射する攻撃タイプと飛んでくる弾を迎撃する防御タイプがあります。

いずれも強力ですが重量が重いため、機動力を犠牲にする必要があります。

またパックパックの装備は使用回数が制限されており、すぐ弾切れしてしまうことや、バックパックも発熱することを覚えておきましょう。

パイロット


祖国を取り戻すために立ち上がったファントムブリゲードの隊員たちです。

ゲーム開始時の初期メンバーは4人で、そのあとは解放した県で新たなパイロットを採用したり、一部のイベントで仲間を増やすことができます。

全てのメンバーは容姿をカスタマイズすることができます。ただし、設定パラメータが少なく、大体みんな硬派な感じの顔になります。

また彼らのプロフィールを編集することもできます。真面目や不真面目キャラ、熱血キャラ、クールなキャラ、重い過去を持ったキャラ、それらすべてがどうでもよくなる個性的キャラなど、思い思いの設定をするのも自由です。

現段階では容姿のほかは変化がありませんが、開発元はパイロットの成長やユニークな特性をアップデートで追加する計画があるとのことです。

ファントムブリゲードはまだまだ発展途上


ユニークなシステムを持ったファントムブリゲードですが、世界観が薄く、登場するウォーカーと武器の種類も少なすぎると思います。

また何より一つの県を開放するルーチンと、登場するマップがほぼ同じであるため繰り返し要素が多く、長時間のプレイ時間のわりにゲームでやることの変化がないため、現状では飽きやすいゲームに甘んじています。

敵側の掘り下げとか、ファントム部隊のライバルとして何度も衝突することになる敵の高性能ウォーカー部隊とか、県ごとにあるマップやユニークなミッションなど、まだまだ面白くできる要素は沢山あると思います。

ウォーカーの挙動の素晴らしさや、ダイナミックさを失わないターンシステムは画期的で面白く、それでいて戦場の様子をじっくり眺められるこのゲームに唸らされる人も多いと思います。

 

ゲームに登場するメカに関するこちらの記事もあります。

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この記事を書いた人

ドローンや車両などのテクノロジーに関連する記事を上げています。

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