ラインメタル社が対ドローン用の無人車両を発表

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アメリカンラインメタルは今年度のAUSA展示会において、対ドローン用の無人車両であるスカイレンジャー30システムを発表しました。

このシステムは、ラインメタル社が開発した「スカイレンジャー30」対空砲を、ラインメタルと業務提携している Textron Defense Systems が開発した無人戦闘車両である 「RIPSAW M5」 の車体に搭載したものです。

 

RIPSAW M5 は戦闘重量10.5tの無人戦闘車両であり、25マイル(時速40km/h)以上の速度と8,000kgのペイロードを持ち、モジュールパッケージによりマルチミッションに対応することができます。

 

砲塔に搭載された1分間に1,250発の速射能力を持つ大口径機関砲と空中炸裂するエアバースト弾により、今後ますます増えるであろう小型ドローンの大規模な集団や、より複雑で大型の無人航空機で構成される部隊に対処する能力があると説明されています。

 

砲塔にはオプションでミサイル2発を装備することも可能で、探知距離が20kmのレーダーをはじめとする各種センサーにより、あらゆる空の脅威から味方部隊を守ることができる短距離防空システム( SHORAD )であるとされています。

 

ラインメタルの担当者は、「防空任務を専門にする無人車両の登場は、既存の装甲車や有人プラットフォームで構成される現在の短距離防空システムにはないメリットがあり、今後この種の兵器は完全に無人化されることになる。その先駆けとなるシステムがこれである。」と述べています。

 

航空ドローンが各国に配備されつつある現在、これらに対処するべく様々なテクノロジーも各国で研究されています。

 

空と陸で無人機同士が戦うようになる時代は、すぐそこに迫っていると考えるべきでしょう。

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