オーストラリアの新型巡視船「リーサル・ケープ」が発表される

2023年11月に開催されたインド太平洋防衛装備展示会(Indo Pacific 2023)において、オーストラリアの造船会社である Austal (オースタル)社が、ケープ級巡視船をより進化させたリーサル・ケープと呼ばれるモデルを発表しました。

リーサル・ケープは対艦ミサイル4発と30mm機関砲を装備し、デコイ発射装置といった防護兵装も装備しています。

これは、現在配備されているケープ級の50口径(12.7mm)重機関銃2丁とは比べ物にならないほど強力な武装であり、各国のミサイル艇に匹敵する装備です。

オースタルの担当者は、「ケープ級の火力と能力を増加させることで、オーストラリア海軍にとってより多用途で安価な戦闘艇を短い期間で提供できる。」とし、「私たちは必要とされるなら、新たに建造することもできるし、既にあるケープ級を改造することもできる。」と述べています。

このようなミサイルを装備した攻撃的な船艇の発表は、昨今の中国海軍の挑発的な海上行為に対するオーストラリアの態度を示した形になるでしょう。

ケープ級は前任のベイ級巡視船(排水量130t、兵装は7.62mm機関銃1丁)の後継として20隻の配備が計画されている400t程度の巡視船であり、18隻がすでに完成している状態です。

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