本記事では、「最後のジェダイ」に関するネタバレ・結末に関することが述べられています。まだ映画を見られていない方は、ブラウザバックを推奨します。
Star Wars: The Last Jedi Trailer (Official) Ⓒ2017 star wars
マークハミル扮するルーク・スカイウォーカーがジェダイマスターとして登場することで大きな注目を集めた最後のジェダイですが、観終わってみると「すばらしい、全て間違っている。」という本作を象徴する言葉を言わざるを得ない内容でした。どんな部分がどのようにまずかったのかを私なりに考えてみたのでお付き合いください。[the_ad id=”4424″]
プロローグ
スノーク最高指導者に率いられたファーストオーダーが銀河を蹂躙。彼らに立ち向かうのはレイア・オーガナ将軍率いる反乱軍だけ。
戦力ではかなわないながらも、反乱軍は今や伝説的存在となったルーク・スカイウォーカーを希望に戦い続ける。
しかし、ファーストオーダーの艦隊が反乱軍の基地に迫ろうとしていた今、壊滅は時間の問題になろうとしていた。
最後のジェダイ 駄作 ポイント1 レイア将軍の宇宙遊泳
反乱軍のリーダーとして振舞っていたレイア・オーガナ将軍ですが、序盤で敵の攻撃がブリッジに命中して宇宙空間に放り出されます。
もう駄目かと思われたそのとき、レイアは目を開き、宇宙船に向かって手をかざします。すると、レイアの体は宇宙船に向かって移動し始めるのです。
そう、何の説明もなく、フォースの訓練をしていなレイアが、ルークよりもフォースを使いこなしたのです。
確かにレイアはフォースの能力を匂わせる描写が過去にありました。でもこんな形でいきなりフォースを使うと皆置いてきぼりです。
最後のジェダイ 駄作 ポイント2 反乱軍の代理指導者
先述したレイア将軍は宇宙遊泳で疲れてこん睡状態になってしまい、新たに反乱軍を指揮する者が必要になりました。そこで名乗りを上げるのが、反乱軍の船長の一人であるホルド提督です。
でもこの人、大勢を纏め上げる身でありながらポーとライバル心に似た小競り合いをするような小物なんです。相手の気持ちを酌むような指導者のオーラというか、大物感が感じられない。
指揮官として優れた命令を下すことも、相手を一泡吹かせるような策を立てることもなく、「この人頼りになるな。」という描写が全くないんです。
ルックスもまるでディズニーに出てくる意地悪な女性キャラクターのような感じです。いつやられるか分からない状況なのに、パーティー会場にいるような服装で、髪の色は紫というもの。
この映画は一応スターウォーズ。ファンタジー映画ではなく、軍隊との戦闘中の場面なのです。はっきり言ってコスプレしたおばちゃんがいると違和感が半端ないです。しかもいきなりブラスターを撃ちまくる武闘派です。そんな能力要る?
最後のジェダイ 駄作 ポイント3 ポー・駄目ロン
前作から搭乗する反乱軍のエースパイロットであるポー・ダメロン。戦闘機乗りとしての腕は素晴らしく、序盤でかっこいい戦闘を見せてくれる場面がありました。しかし、本作では活躍の機会はそれだけ。
後は中盤から終盤まで地味な描写です。その上ホルド提督から序盤の戦闘で無茶をしたことを責められ、険悪状態になります。
反乱軍上層部とギクシャクした状態になったポーは、フィン、ローズとともに独断で別のミッションを進めると共に、逃げの一手を貫くホルド提督に対して何度も「戦闘機部隊を出して追いかけてくる敵艦隊に一矢報いよう。」と提言します。
しかし一向に話を聞かないホルド提督に不信感を増していき、ついには仲間の戦闘機乗りたちと共に上層部と銃撃戦をやらかしてしまいます。
後方から砲撃してくる敵艦隊に追われるという厳しい状況でしたが、軍の兵士たちが簡単に内部分裂をしてしまっては駄目です。本作の反乱軍は、団結して敵に立ち向かわなければならないときに反乱を起こすという軍組織として致命的な集団として描かれました。
どのような状況でも怯まず最後まで戦い抜く反乱軍のイメージは、本作品ではありませんでした。ちなみに敵側も、スノークやハックスという問題児を抱えるポンコツ集団として描かれています。
最後のジェダイ 駄作 ポイント4 登場時間3秒のアクバー提督
エピソード6のエンドアの戦いで重要な役割を担ったアクバー提督が本作でも登場しますが、ほんの数秒しかその姿を見ることはありません。
そして序盤の攻撃でブリッジを破壊されたときに退場し、「アクバー提督が戦死されました。」という報告で終わり。本作に登場させる意味ってあったんでしょうか?
こんな扱いをされるくらいだったら、「提督は以前別の戦いで軍人としての任務を果たしながら名誉の戦死をされました。」という扱いのほうが良かったです。
最後のジェダイ 駄作 ポイント5 スノークが薄っぺらい
恐らく歴代最弱のシスとして語り継がれるでしょう。それぐらいこのスノークは弱っちい奴でした。
最後まで正体不明
恐らくその人間離れした風貌と、どんな奴か分からないということで、観客に恐怖を与えるつもりだったのでしょうが、説明がなさ過ぎて怒りすら沸き起こりそうなキャラでした。
確かに旧三部作の時点では、ダース=シディアスも説明がありませんでしたが、エピソード6の最後にベイダーを打ち負かしたルークを赤子のようにあしらい、強烈なフォースライトニングを浴びせる絶対的な強さを持つ強大な敵として描かれました。
しかし、スノークはただフォースがそれっぽく使えるだけ。フォースライトニングもちょっぴり使いますが、カイロ・レンもそれぐらい使いこなすだろ?くらいの能力しかありません。
こいつはエピソード6から後の30年どのようにしてここまで上り詰めたのか。かなりの高齢なので過去作品ではどこのどいつという設定だったのか。それらの説明は劇中で一切ありません。敵の親玉なのに・・・。
大物の皮をかぶった小物
スノークは慢心もいいとこで、ド慢心です。「私は怖いぞ。」「私には逆らえぬ。」「弟子よ、倒すべき敵は分かっているな。」「ぐはー。」と、漫才でも見ているような見事なボケとツッコミにより退場します。
どうしてカイロ・レンが長く従っていたかが分からないくらいのレベルのキャラクターなんです。
「よく分からない雑魚皇帝がなんか死んじゃった。」という気持ちしか残らないです。
こんな奴に忠誠を誓うためにソロが死んだと思うと・・・。
最後のジェダイ 駄作 ポイント6 ワープ特攻
これは私が思う中で最も最悪で、禁忌を破ってしまったかと思うものでした。
映画の終盤で紫のおばちゃんは、敵の艦隊に向けてクルーザーのハイパードライブを発動させて特攻します。
その結果・・・敵艦隊壊滅!!
プオンッ!という効果音つきです。「プオンッ!」て何やねん!!
すごい!デススター並みの破壊力じゃないか!ワープエンジンの特攻専用機が量産された暁にはファーストオーダーなどあっという間・・・などと喜んでいる場合ではありません。
ワープ特攻は、ファーストオーダーの艦隊をぶっ壊したついでにスターウォーズの破ってはいけないルールもぶっ壊したのです。
こんなに効果的な攻撃手段があっては、今までのスターウォーズの戦闘が全て馬鹿らしくなってしまうのです。
反乱軍兵士「大変です。帝国の艦隊がこちらに向かっています!」
反乱軍指揮官「ワープ特攻で迎え撃て!」
反乱軍兵士「大変です。スーパースターデストロイヤーがこちらに向かっています!」
反乱軍指揮官「ワープ特攻機をぶつけて撃破せよ!」
反乱軍兵士「大変です。デス・スターがこちらに向かっています!」
反乱軍指揮官「ワープ特攻機の出番だな!」
帝国軍兵士「皇帝陛下。デススターの進捗状況ですが・・・」
皇帝「ワープ特攻さえあればよい。今度下らん話をしたらフォースで首絞めちゃうよ。」
何とつまらないのでしょうか!敵も巨大兵器というつまらないものを作ることをやめ、ワープドライブ搭載のTIEファイターを使ったワープバトルが開始されることでしょう。
スターウォーズも名前を改め、「ワープウォーズ」としなければなりません。フォースのバランスは乱されたのです。
ちなみにワープ特攻は、内部にレイ、フィン、ローズ、カイロ・レンがいる戦艦に向かって行われました。この辺も脚本がまずいです。普通誰か死にますよ。
最後のジェダイ 駄作 ポイント7 カイロ・レンは今回もイケてなかった
専用のファイターに乗り込み、父親と祖父譲りの操縦技術でアクロバティックな戦闘を披露し、パワーアップした剣戟を披露してくれます、でもかっこいいのはそれだけで、悪い部分が多かったです。
ブチ切れの暗黒騎士 カイロ・レン
カイロ・レンは前作からダサい仮面をつけていましたが、スノークとの会話で「そのふざけたマスクを今すぐ外せ。」と”フォースの覚醒”でみんなが思ったことを言われ、ブチ切れます。
エレベーターの中で、怒りに身を任せて仮面を叩きつけるカイロ・レン。マスクはひしゃげたやかんのような形になり、その勢いのまま宇宙空間に戦闘機で飛び出してしまいます。
上半身丸出しの暗黒騎士 カイロ・レン
中盤からレイとカイロ・レンはフォースを使って会話できるようになります。そのときいきなり上半身裸でレイの目の前に現れるシーンがあります。レイからは驚きと恥ずかしさで「何か着るものは無いの!?」と言われます。
シュールな画と、そのまま淡々と話を進めるカイロ・レンの行動はギャグです。
彼は鍛えられた立派な肉体なのですが、上述のギャグの演出として用いられており、シスの暗黒騎士としての凄みがありません。
猫背の暗黒騎士 カイロ・レン
この人の戦闘フォームはすごく猫背で腰が引けてるんです。カイロ・レンのライトセーバーは、昔ヨーロッパで使われていた大剣の形をしているのですが、その剣てこんなフォームで使わないでしょう。
もっと背筋をピンと伸ばし、両手でまっすぐに構えたほうがカッコいいと思うのですが・・・。一応騎士団長という肩書きを持っているし。
リモコンの暗黒騎士 カイロ・レン
スノークを倒したのはカイロ・レンですが、その倒し方も少し変わっており、スノークが奪ったレイのライトセーバーをフォースによって静かに方向転換し、リモコンをON/OFFするようにスイッチを入れて斬り殺します。
ボタンを押すという新しいフォースの使い方でしたが、なんかこう・・・違うなと。
端折られた暗黒騎士 カイロ・レン
本作品はエピソード6から30年が経った時代の話として、もっと深く掘り下げなければならない事がたくさんあるのですが、そのひとつがカイロ・レンの過去の描写です。
本作では何故ハン・ソロの息子であるベン・ソロが、ダークサイドに堕ちてカイロ・レンとなったかの理由のひとつが語られますが、これだけでは足りません。パダワン時代から何故か闇の力が凄かったという変な設定になってるし、そこも含めた設定の厚みがない。
ダークサイドに誘った張本人であるスノークは、過去の描写がないまま本作で退場という有様であり、カイロ・レンを説明するピースがあまりにも未完成なのです。
フィンとローズのサイドストーリーを削減し、キャラはどうあれ第二のダースベイダーという立ち位置の重要キャラクターである彼とスノークの描写をもっと丁寧にやるべきだったと思います。
最後のジェダイ 駄作 ポイント8 ルークも描写がイケてない
本作では30年の沈黙を破ってルーク・スカイウォーカーが登場します。年月を経たその顔は、ジェダイマスターに相応しいものでした。
ですが、もうちょっと活躍できたのではないかと感じる残念な描写が目立つものでした。
世捨て人のジェダイマスター ルーク
弟子に力を継がせようとしてカイロ・レンを作ってしまったと嘆き、俗世から完全に決別するために、辺境の何もない惑星の寺院に住み着き、レイが訪れても終始冷たい態度で突き放します。
何かよく分からない動物の乳をしぼり、無駄にでかい銛で魚をしとめ、世の中のすべてに絶望した言葉を述べる世捨て人。それが本作のルークの序盤の姿です。
銀河帝国を崩壊させ、共和国の存亡と復活に多大な貢献をして生ける伝説とまで言われたルークも、本作では偏屈なジジイに成り下がっています。
尻もちをつくジェダイマスター ルーク
レイの期待を裏切り、反乱軍が危機的状況の中だというのにルークは無関心。その態度にレイは怒りを覚え、ルークをど突きます。レイに反撃するルークでしたが、勢いに圧倒されジジイルークはしりもちを付いてしまいます。
いくらジジイになったとはいえ、パダワンクラスの相手にジェダイマスターがしりもちをつくのは、ダサいです。
すぐ見捨てるジェダイマスター ルーク
劇中では「お前はダークサイドを否定しない危険なやつだ!」みたいなことを言ってレイを拒否します。その上終盤になってから明らかになりますが、ルークが弟子(ベン・ソロ)を危険視し、抹殺しようとしたことが明かされ、ルークも負けず劣らず危険なやつだったことが判明します。
ヨーダやクワイ=ガン・ジン、オビ=ワンは弟子を手に掛けるような人だったでしょうか。違いますよね。
それに、誰の中にもダークサイドは存在するのではなかったでしょうか。ジェダイがそんなことをしていたら、パダワンって今までに結構な数が消されていることになります。
その描写からも、ルークにはジェダイマスターとしての人間性や相手を受け入れる心が足りなかった。
正々堂々じゃなかったジェダイマスター ルーク
終盤の戦いではこの映画最大の見せ場である、ルークとファーストオーダーそしてカイロ・レンとの対決が繰り広げられます。舞台はホスの戦いをなぞる様な一面白色の大地に覆われた惑星の基地で行われます。
誰一人として反乱軍の救援要請に応じず、絶望してしまう反乱軍たち。そのとき、基地の奥から反乱軍を去って久しいシルエットが現れるのです。
ジェダイマスター・ルークが来てくれたのです。反乱軍兵士たちの希望に満ちた眼差しを受けながらルークは進んでいきます。多数のウォーカーに包囲されても眉ひとつ動かさず、堂々と睨み付けるルーク。
そしてカイロ・レンの砲撃の合図でウォーカーのキャノンが連射され、ルークのいる場所は吹っ飛びます。明らかにオーバーキルでありながらもまだ執拗に攻撃を指示するカイロ・レンに皆引いてしまいます。しかし、ルークは無傷であり、服が汚れた程度です。
つ・・・強え。その場にいる全員が言葉を失い、カイロ・レンはライトセーバーによる決闘を挑みます。
二人の戦闘シーンは、戦うというよりも、師匠が弟子に教えるようなものでした。
決着は意外な結末を迎えます。それを見た皆さんは、カイロ・レンと同じく「そんな・・・。」とつぶやいてしまうでしょう。
最後のジェダイ 駄作 ポイント9 フィンとローズのやりとり
元ストームトルーパーのフィンですが、新たにローズという整備兵の女性と2人でサイドミッションのような活躍をしていきます。この2人の話のときは、全く違った雰囲気で話が進みます。
成金と虐げられる奴隷、戦争経済など”悪いことって何だろ”的な話を盛り込みたかったのでしょうか。
そして、終盤の戦いのときこの二人は反乱軍がマジでヤバいのにキスシーンに突入します。基地が敵の兵器に破壊されて爆発する画を背景にして、まるで青春ドラマの花火大会みたいな演出です。
あの攻撃で何人かの反乱軍兵士やキツネみたいな生き物が死んだかもしれないんですよ。このシーンは酷いです。
途中からベニチオ・デル・トロ扮する凄腕ハッカー兼クズ野郎も、旧作のソロの立ち位置である大人の世界の厳しさを説明するキャラとして登場しますが、ソロと違い最後まで汚いやつでした。
あとフィンと因縁があったキャプテン・ファズマも出番はほぼなしで、あっさりと退場します。
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最後のジェダイ メカニック ファーストオーダー
最後のジェダイでは今までのシリーズの流れを汲んだメカニックが登場します。デザインは悪くなかったためここで紹介しようと思います。私の趣味ですみません。
メガ級スタードレッドノート スプレマシー
本作で初登場する超巨大戦艦で、スターデストロイヤーよりも上位種であるスタードレッドノートと呼ばれる艦種です。スプレマシーは”最上位”を意味し、本作で登場する兵器としては最大のものです。
スノークの搭乗艦である”スプレマシー“一隻のみが建造され、序盤から終盤まで反乱軍を苦しめます。平たい船体の全翼の形状をしており、全長が短く幅が大きいです。
設定では、その巨大な船体内部にはスターデストロイヤーを収容して修理する設備や、研究施設、生産設備を持っており、移動式の首都として機能するよう開発されたとされています。
終盤でワープ特攻により破壊されます。
〇全長:13,239 m
〇全幅: 60,542 m
〇乗員:2225,000 名
〇兵装:数千の重ターボレーザー、対艦ミサイル、イオンキャノン、トラクタービーム
〇製造:クワット・エントラーラ・エンジニアリング
マンデータⅣ級シージ スタードレッドノート
これも映画では本作で初登場する超巨大戦艦で、スタードレッドノートと呼ばれる艦種です。巨大なキャノン砲を船体下部に搭載し、惑星の軌道上から目標を爆撃するために開発されました。
デザインは平面的で船体に厚みは無く、艦橋部分も横に長い構造をしています。
劇中ではキャノンを反乱軍の基地に浴びせますが、直後にポーの乗るX-ウイングに翻弄され、爆撃機に止めを刺されて退場するという、序盤のかませ犬として破壊されます。
ドレッドノートの割には防御兵器が少なく、装甲も厚いと説明されていた割には爆撃機1機にやられるなど紙装甲であり、独活の大木のような印象でした。
〇全長: 7,669 m
〇全幅: 4,121 m
〇乗員:士官 53,000 人、 下士官 140,000 人、ストームトルーパー 22,000人
〇兵装:軌道オートキャノン×2、防衛用対空レーザーキャノン×26、トラクタービーム×6
〇製造:クワット・エントラーラ・エンジニアリング
カイロ・レン専用 TIEサイレンサー
カイロ・レンが搭乗する特殊なTIEファイターで、過去のベイダーをなぞるかのごとく部下のTIEファイターを従えて反乱軍の戦艦を攻撃します。
デザインはエピソード6に登場したTIE/インターセプターに良く似ていますが、後部はシス・ファイターのデザインが取り入れられています。
劇中では派手な動きで反乱軍の戦艦を翻弄し、レーザーキャノンと格納式のミサイルを発射して痛めつけます。残念なことに、活躍はそれだけでした。
〇全長: 17.429 m
〇全幅: 7.617 m
〇全高: 3.758 m
〇乗員:1人
〇兵装:レーザーキャノン×2、ラージレーザーキャノン×2、格納式ミサイルランチャー×2
〇製造:サイナー=ジェイマス・フリート・システムズ
AT-M6 全地形対応メガキャリバー6
AT-ATを改良したウォーカーで、より巨大になり、背中部分に搭載されたレーザーキャノンが大きな特徴です。
デザインはAT-ATと良く似ていますが、前脚部分にナックルガードのような装甲が取り付けられ、攻撃時にはやや上向きになって攻撃する様子はゴリラのような印象を受けます。
映画の設定でも、AT-ATがホスの戦いで足を絡められてやられた無様な印象を否定するような力強いイメージを目指したとのこと。
〇全長: 40.87 m
〇全幅: 17.95 m
〇全幅: 36.18 m
〇乗員:指揮官×1、操縦士×1、ガンナー×2、 火器管制官×2
〇兵装:連動式2連重レーザー砲×2、ミディアム対船レーザー砲×2、メガキャリバー6ターボレーザー砲×1
〇製造:クワット・エントラーラ・ドライブヤード
最後のジェダイ メカニック 反乱軍
MC-85 スタークルーザー
反乱軍の象徴として使われる、大型の宇宙船です。
見た目はエピソード6に登場したモン・カラマリのMC-80スタークルーザーに良く似ていますが、規模は3倍と大型です。このサイズながら、11基の亜光速エンジンによりファーストオーダーのどの船からも逃れられる高速性を持っています。
防御力も高く、スプレマシーの砲撃を無効化するほどのシールド出力を持っています。優れた生存性を持つ一方で、燃費が悪いことが弱点です。
劇中では最後に特攻する形で宇宙の塵になりました。
〇全長: 3,487 m
〇全幅: 706 m
〇乗員:1,100名以上が必要
〇兵装:ヘビーターボレーザー×18基以上、重点防御レーザーキャノン×12基以上、ヘビーイオンキャノン×18基以上、プロトン魚雷発射管×6基以上
〇製造:モン・カラマリ造船所、コレリアン・エンジニアリング
ネビュロンC エスコート・フリゲート
こちらも反乱軍の艦船として有名です。エピソード5でルークが腕を治療した船で、エンディングを締めくくるシーンで覚えている人も多いのではないでしょうか。これはその発展型です。
魚の骨のような中央部の前と後ろに垂れ下がるように船体がくっついている独特な形状をした船です。
劇中ではクルーの殆どをスタークルーザーに移した後、敵の砲撃で撃沈しました。
設定では敵側の企業が製造した船になっています。
〇全長: 549 m
〇全幅: 195 m
〇乗員:170名以上が必要
〇兵装:ヘビーターボレーザー×10基以上、重点防御レーザーキャノン×6基以上、プロトン魚雷発射管×2基以上
〇製造:クワット・ドライブヤード
ヴァクヴィオア級 貨物フリゲート
反乱軍の戦力として使用された中型の船です。
もともとは宇宙海賊から積荷を守るために開発されたものでした。
劇中ではスプレマシーの砲撃によって塵になりました。
〇全長: 496 m
〇全幅: 79 m
〇乗員:26名以上が必要
〇兵装:レーザーキャノン×4基、トラクタービーム×2基
〇製造:クワット・ドライブヤード
MG-100 スターフォートレス SF-17
序盤で登場する爆撃機で、スターファイターよりも大型です。昔の爆撃機のように爆弾倉を開き、真下に投下します。
デザインは旧作のBウイングに似ており、L字をひっくり返したような縦に長い形状をしています。
スターファイターよりも鈍重で、味方のファイターの援護が欠かせません。
劇中ではTIEファイターに蚊トンボのように撃墜されていきましたが、ローズの姉が乗った機体がドレッドノートを爆撃し、破壊しました。
〇全長: 29 m
〇全幅: 15 m
〇全幅: 21 m
〇乗員:パイロット×1、爆撃手×1、航法士×1、ガンナー×2、
〇兵装:連装レーザー砲×3基、ミディアムレーザーキャノン×6基、プロトン爆弾×1,048発
〇製造:スレイン&コーピル社
V-4X-Dスキー・スピーダー
終盤で登場するエア・スピーダーの一種で、放棄されていた反乱軍の基地の装備品として残っていました。
ファントム・メナスのレースのように、地表すれすれを高速で飛行します。機体下部には地面と接触させて機能させるスタビライザーが装備されています。
反乱軍の抵抗としてウォーカーの大部隊に挑みますが、飛ぶのもやっとの状態でありかなりの被害が出ました。
〇全長: 7.33 m
〇全幅: 11.5 m
〇乗員:1名
〇兵装:レーザーキャノン×2基
〇製造:ローシュ・マシーンズ社
おわりに
本作を鑑賞して、製作側は古いものを打ち壊して新しいものを前に出したかったのではないかと思いました。でもあまりにも急にやるのではなく、少しずつ、観客が置いてきぼりにならないようにやるべきだと感じました。
また、確かに旧作のキャラは出てたけど、バランス良く皆を出そうとしたら滅茶苦茶になってしまったという印象を受けました。
過去のスターウォーズの資産を食い潰し、見るに耐えない作品に変換して観客に与える。そんなことの繰り返しばかりではスターウォーズの価値はどんどん下がっていくことでしょう。
ちなみに本作の興行収入はごっそり減って、前作フォースの覚醒の6割程度になっています。
私は旧作のほうに魅力を感じる人間なので、最後のジェダイはスターウォーズシリーズとは関係ない別作品として見ることにします。
興業収入と制作費の差し引きだけが映画を作る決定要素ではないはずです。
最後に本作を象徴するセリフをルークが言っていたので引用しようと思います。
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