まるで弾丸地獄! ガトリング砲 を撃ちまくる映画 10選

銃身をたくさん束ねてそれを回転させ、圧倒的な発射速度で標的を沈黙させる ガトリング砲 。
映画でもその存在感と火力を存分に発揮し、時には頼れる相棒になったり、時には主人公や味方を窮地に追い込む役割を演じます。今回は、ガトリング砲が登場する映画をピックアップして紹介しようと思います。

プレデター

Predator (1987) –
Old Painless Is Waiting Scene (1/5) |
Movieclips
©2015 Movieclips

狩を生業とする凶暴な地球外生命体と死闘を繰り広げるプレデターシリーズの第一作です。

主人公たち特殊部隊隊員の一人であるブレインが、ガトリング砲を使用します。中盤で彼がプレデターに倒されると、戦友のマックが装備を引き継いで使用しました。

正体不明の敵が目前に現れたことで部隊はパニックとなり、ジャングルの中で叫びながら撃ちまくるシーンは覚えている方も多いのではないでしょうか。

ランボー 怒りの脱出

ランボーシリーズの第二弾で、ベトナムで戦争捕虜として囚われているアメリカ兵を救出するストーリーです。アメリカではない紛争地での戦闘や火薬を仕込んだ弓矢など、後のシリーズに引き継がれた要素が登場します。

ロシア軍から奪ったヘリ(なぜかアメリカが開発したUH-1)にガトリング砲が装備されており、ランボーが敵の基地に向けて撃ちます。また終盤のヘリ同士の戦闘シーンでは、追いすがる敵のヘリに向けて救出した捕虜がガトリング砲を使用しました。

ターミネーター2

ターミネーター2の代表的な武器は、ショットガン、グレネードランチャー、そしてガトリング砲です。

サラ・コナーが未来での戦いにそなえて倉庫に武器を集めており、その中にガトリング砲(M134ミニガン)がありました。

倉庫の中で埃をかぶっていたガトリング砲でしたが、ターミネーターも思わずにやけてしまうほどの武器であり、終盤の警官隊との攻防戦のときに使います。

これを見たヘリパイロットは「なんてこった、ミニガンだぜ!」と言いながらきびすを返して逃げました。

劇中では弾を撃ち尽くしたあと、グレネードランチャーにバトンタッチしています。

ブラックホークダウン

アメリカがヘリコプター2機と兵士数十名を失い、ソマリア内戦から撤退する切っ掛けとなった、ブラックシーの戦いを描く映画です。

味方の戦闘ヘリの武装として登場するという、一人のキャラクターがガトリング砲を撃ちまくるほかの作品と比べて現実味のある使われ方をしています。敵対する武装勢力の一団に向けて発砲し、退路を確保しました。

ヘリそのものは、アメリカのヒューズ社が1960年代に開発したOH-6ヘリコプターの、歩兵を支援するバージョンです。

ハイテク兵器を装備した兵士が登場する現代戦闘の様子は、2000年代後半からブームになった海外の戦争ゲームの雰囲気によく似ています。

マトリックス

Matrix minigun scene
©2014 combatarmsvicio

機械との戦争に敗れた人類はその殆どがポッドの中で眠っており、仮想現実の世界で生涯を終えるという設定と、スローモーションとCGを駆使した独特な映像表現で世界的に有名になった映画です。

仮想現実の世界では、エージェントと呼ばれる強力なプログラムが存在し、黒服の男の姿で主人公たちに襲い掛かります。

エージェントは銃弾も避けてしまうほどの身体能力を持っており、普通の方法では倒せません。それならガトリング砲の弾幕ならどうだということで、主人公のネオが使用します。

スプリンクラーが作動して水浸しになった室内に向けてネオが発砲し、エージェントに着弾の水柱が迫ってくる映像は必見です。このシーンは勿論スローモーションです。

ソルジャー

舞台は宇宙開拓が可能になった近未来。

より強力な兵士を生み出すため、子供の時から様々な戦闘訓練と感情を一切排除するマインドコントロールによって、スーパーソルジャーを造り上げる計画が立ち上がりました。完成したその部隊は数々の実績を上げ、隊長はトッドという名の男が務めました。

ですがある時、遺伝子にまで手を加えた次世代スーパーソルジャーが登場、旧型のスーパーソルジャーとどちらが強いか確かめようということに。

トッドは共同訓練という名の過酷な死闘で敗北し、その時の事故で死亡してしまいます。そして、そのまま廃棄物としてゴミを投棄する惑星に捨てられます。

しかしトッドは生きており、宇宙船が壊れて帰ることが出来なくなった人々と共に、第二の人生を歩み始めます。

が、不運なことに次世代スーパーソルジャーの初陣の場所がトッドが捨てられた星として選ばれ、再び死闘を繰り広げることになるのです。

次世代スーパーソルジャーはたったの3人で殲滅任務を開始するのですが、主人公以外はほぼ民間人のため一方的な戦いになります。この襲撃部隊の3人のうちの1人がガトリング砲を持っており、撃ちまくります。

マイナーな映画ですが、ガスマスクと装甲服を組み合わせた退廃的なデザインのバトルスーツや、連装式銃剣付きアサルトライフル、鉱山用ダンプを改造した大型の装甲車など、素敵アイテムが多数登場します。

アップルシード

士郎正宗氏が原作のアップルシードのCG映画です。この人は攻殻機動隊の生みの親でもあります。

80年代に描かれた原作ですが、サイボーグ、遺伝子操作された人間であるバイオロイド、パワードスーツの一種であるランドメイトなどの詳細な設定によって人気を博した作品です。

映画の序盤の戦闘で、装甲車にガトリング砲の砲塔を取り付けた敵の戦闘車両が登場します。人間に使うには大げさなほどの威力や、建物ごと貫通して強引に命中させようとする描写など、激しいものがあります。

なお、続編のエクスマキナでもガトリング砲を両手持ちで使う敵のボスのような存在が序盤で登場します。

ラストサムライ

スパイやSF作品ばかりに出演していたあのトムが、鎧武者になって戦う映画です。

はじめは政府軍の軍事顧問となって、反乱軍を倒すための軍隊を育てていた主人公ですが、逆に反乱軍に倒され、捕虜になってしまいます。

ですが、次第に反乱軍側の武士の考えに共鳴するようになり、ついには自分も武士として政府軍に戦いを挑みます。

映画の終盤で、騎馬隊による突撃を仕掛けた主人公側の反乱軍に対し、政府軍は手回しハンドルで砲を回転させる元祖ガトリング砲を使って応戦します。

圧倒的に不利な状況でも命を惜しまずに突撃する彼らの生き様とともに、騎士が鉄砲に、否マシンガンに敗れた歴史をもう一度見ることになります。

ジャッジドレッド(リメイク)

Dredd – Machine gun scene (HD)
©2013 Doktor Trax

未来のアメリカにおける判決と刑の執行を行う権限を持ったジャッジの活躍を描くリブート映画です。音声認識機能を持ち、あらゆる弾丸を発射できるハンドガン「ローギバー」がキーアイテムです。

超高層アパートで殺人事件発生の連絡を受け、現場入りした主人公たち。捜査していると、そこで麻薬取引を行っていた人物の一人を捕らえ、ジャッジを受けさせようと連れ出します。しかし、その建物は麻薬王として君臨する女ボスが支配する超高層アパートだったのです。

女ボスはジャッジがアパートにいるのを確認すると、部下に指示を出します。部下たちは何かを組み立て始め、完成したのは3基ものガトリング砲でした。百戦錬磨のジャッジも、ガトリング砲3基に睨まれると「ウソだろ・・。」と青ざめてしまい、さすがに無理!という感じに撤退行動に移ります。

アパートの住人が巻き込まれようとも「撃ち続けろ!」と弾幕を浴びせ続ける女ボスと、必死に逃げることしかできないジャッジの姿を見ることになります。

ジェミニマン

Gemini Man (2019) –
Gatling Gun Shootout Scene (8/10) |
Movieclips
©2020 Movieclips

凄腕のスナイパーだったが腕が落ち、引退を決意した主人公であるヘンリー。

しかしある時、若くてまるで忍者のように身軽な暗殺者に追われます。相手の銃撃を何とか避け、スコープで相手の顔を見た瞬間こう思いました。(この小僧、俺に似てる?)

なんとか逃げ切ったものの今度は大人数の暗殺部隊が送り込まれ、車体の上にガトリング砲を装備した装甲車まで登場してきます。

ガンナーは全身黒ずくめのバトルスーツと目の部分だけが空いた黒いマスクを被り、目元もドーランを塗りこみ全てを漆黒に染め上げた厳つい装備で、銃口を主人公に向けてきました。

主人公は近くにあった雑貨店に逃げ込みますが、ガンナーは逃げ込んだ店ごと蜂の巣にしようと弾丸を送り込みます。

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