Carrier Deck 空母 ゲーム 「艦長!艦載機が燃えています! 」

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目の前は開けた海で、ジェット機の爆音が鳴り響く場所といえば、原子力空母ですね。今回は巨大な原子力 空母 の艦長になって、艦載機に指示を出すという、ミリタリーテイスト全開のゲーム【 Carrier Deck 】を紹介しようと思います!

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発売日:2017年6月15日
開発元:Every Single Soldier
発売元:Slitherine Ltd

Carrier Deck ルール

空母 運用ゲーム Carrier Deck 01
艦載機に指示を与え、敵を撃破しましょう。向かってくる敵勢力を全滅するとミッションクリアとなります。

空母 には画面左に耐久力ゲージが設定されています。これが全て真っ赤になるとミッション失敗です。

耐久力は敵から攻撃を受けたり、艦載機が事故を起こすと減っていきます。

索敵

ミッション開始時には限られたエリアしか見えないため、索敵する機体を飛ばさなければなりません。

機体ごとに範囲が決まっています。

例えば飛行機を索敵するなら、大きなレーダーを背中に背負った機体が一番性能が高く、ずんぐりとした機体、戦闘機の順に範囲が狭まっていきます。

機体によって索敵できる敵とできない敵があります。まずはどの機体がどの索敵が得意か覚えましょう。

攻撃

発見した敵を攻撃する時は、その敵に合った機体と兵装を選択します。

兵装ごとに機体のカラーリングが決まっているので分かりやすいです。

次に敵のシルエットを選択して攻撃の指示をします。そして射出機まで移動させてゴーサインを出せば自動で攻撃します。

敵には強い敵と弱い敵がおり、終盤で出てくる強い敵になると倒すのに何機も飛ばさないと倒せません。

着艦

攻撃を終えた機体や増援に来てくれた機体、輸送機などは着艦させる必要があります。

着艦するときは、滑走路に他の機体がないようにしてください。衝突して事故ります。

着陸は、一度だけならキャンセルすることができるので、降りてもらっては困る時に使いましょう。

修理

攻撃を終えて帰還した機体は、ダメージを受けています。そのままでも問題はありませんが、一定のダメージがたまると、機体から煙が出るようになります。

この状態で出撃すると墜落します。なので、煙が出た機体は修理しましょう。

機体をエレベーターに乗せて、格納庫に降ります。降りると、格納庫のどの場所に置くかを指示してください。

後は自動で修理されます。

敵の攻撃

索敵を行い見つけた敵の姿はシルエットで表示されます。シルエットは右から左に移動します。

攻撃の指示が間に合わず、敵のシルエットが左端までくると、攻撃を受けます。

攻撃を受けると、ダメージだけでなく、空母の機能が壊れたりするので思わぬ二次災害を生むかもしれません。

Carrier Deck をプレイして

一通りプレイしてみて、特に印象深かったところや苦労したところを書いてみました。

軍艦を攻撃するのが難しい

序盤の軍艦は小さく飛ばす数も一機で済むのですが、中盤から巡洋艦が出てくると4機を飛ばさねばならず、大急ぎで出撃させる必要があります。そして帰還するときはその4機が一斉に帰ってくるため着艦がとっても大変。

「ぐずぐずしねえで狭えんだから。」と言わんばかりの着艦誘導が必要です。

味方という脅威

指揮する航空隊は超優秀で、確実に敵を撃破します。しかし彼らにはひとつ困った才能があります。それは、トラブルを起こす能力も超優秀だということです。

■輸送機

このゲームには輸送機が登場します。はっきりいってジャマです。

こいつはいきなりやってくるのですが、降りてくるとミッション枠を占領します。つまり敵が沢山いる時に攻撃できない可能性が上がるのです。

carrier deck 02

<おジャマ虫の輸送機。本当に邪魔>

■個性豊かな艦載機
艦載機たちはあまり賢くなく、移動中に機体同士がぶつかると、動かなくなったりその辺を徘徊し始めます。

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<機首と機首がごっつんこ。彼らは譲るという言葉を知らない>

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<着陸滑走路でうろうろすると、ぎゃあああ!

ヘリに至ってはヘリポート以外には決して降りようとせず、そこにヘリがいてもお構いなく降ります。

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<場所が無い?よし!ヘリの上に強行着陸だ!!>

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ぎゃあああ!!

巡洋艦が迫っている中に通せんぼして、あたふたしている時に輸送機がやってきたりするともう大変。 敵の攻撃は食らうわ墜落するわであっという間に地獄絵図が完成します。

carrier deck 07<墜落に次ぐ墜落。甲板は地獄と化す>

Carrier Deck 艦載機の紹介

本ゲームに登場する艦載機は全て実在する機体です。せっかくなので、どんな機体なのかを紹介をしようと思います。

F/A-18 ホーネット

carrier deck F/A-18   画像提供: PIXABAY

マクドネルダグラス社(現:ボーイング)が開発した艦上戦闘機で、エンジンを2基積んでおり、海軍機としての生存性を高めた構造をしています。

1978年に初飛行し、先輩格のf14と交代する形で就役しました。

もともとは軽量戦闘機として単発のf16と競争しましたが、空軍のジャッジによりf18は不採用となりました。しかし、海軍に採用されて今に至っています。

艦上機として多数が生産され、現在も現役で空を飛んでいます。

ゲーム中最も登場する機体で、頼りになる彼らですが、船舶攻撃を終えてからの帰宅ラッシュには要注意です。

●攻撃能力:航空機船舶地上部隊
●索敵能力:航空機船舶(いずれもショートレンジ)

F/A-18F スーパーホーネット

carrier deck F/A-18F   画像提供: PIXABAY

1995年に初飛行したF/A18の改良型です。機体を大型化し、空気取り入れ口を角ばった形状にするなどのステルス要素を取り入れ、電子機器も強力なものに更新されています。

現在はより強力なF35が配備されつつありますが、予定よりも遅れているので現役ばりばりで空を飛んでいます。

ゲーム中では電子戦機であるE/A18Gグラウラーが存在するためか、電子攻撃が可能になっています。

キャンペーンの終盤から大量に配備されてくるので、普通のホーネットと間違えないようにしましょう。

●攻撃能力:航空機船舶電子攻撃地上部隊
●索敵能力:航空機船舶(いずれもショートレンジ)

AV-8B ハリアー2

carrier deck AV-8B   画像提供: PIXABAY

1960年に初飛行したホーカー・シドレー社のハリアーを、アメリカ海軍が改良した機体です。

垂直に離着陸ができるVTOL性が大きな特長です。

各国でもVTOL能力を持つ機体はいくつか開発されましたが、大半の機体にはメインエンジンとは別に離陸時のみに使うリフトエンジンが搭載されており、燃費が悪く、装備が詰めない欠陥品ばかりでした。

ハリアーはメインエンジンの排気ノズルを制御することでこの難題を解決しており、VTOL能力を持ちながら高性能を維持しています。

ゲーム中では帰ってくるときは頑なにヘリポートに降りようとするので、これの機体が配備されるミッションではヘリポートの運用に気を使わなければなりません。

●攻撃能力:航空機船舶地上部隊
●索敵能力:航空機船舶(いずれもショートレンジ)

S-3 ヴァイキング

carrier deck S-3   画像提供: PIXABAY

1972年に初飛行したロッキード社開発の艦上対潜哨戒機、つまり潜水艦キラーです。

長い間海面近くを飛び続ける必要性から、燃費に優れたエンジンを搭載しています。現在も現役です。

ゲームでは貴重な潜水艦の索敵兼攻撃機として活躍します。また電子攻撃や船舶攻撃能力を持っており、他の索敵範囲も広めです。

ただし、地上攻撃と対空攻撃は一切出来ないので注意しましょう。

●攻撃能力:潜水艦船舶電子攻撃
●索敵能力:潜水艦船舶(いずれもミドルレンジ)

E/A-6 プラウラー

carrier deck E/A-6   画像提供: PIXABAY

1960年に初飛行したグラマン社のA-6イントルダーの改良型で、電子戦の強化がなされています。

十分な容量を活かして高性能の電子機器を装備しており、60年代末から現在まで使われている息の長い奴です。

後継のF/A18の配備増加に伴って、配備数が減っていますが、まだ現役です。

ゲーム中では意外にも航空機に対して攻撃できるので、潜水艦を除けば全ての敵に攻撃可能であり、索敵機としても頼りになります。

ただしあまり配備されないのでまとまった運用ができません。また形がS-3ヴァイキングと似ており間違いやすいので注意が必要です。

●攻撃能力:航空機船舶電子攻撃、地上部隊
●索敵能力:航空機船舶(いずれもミドルレンジ)

E-2 ホークアイ

carrier deck E-2   画像提供: PIXABAY

1960年に初飛行したグラマン社の艦載早期警戒機、つまり動くレーダーです。名前もそのまんまですね。

燃費に優れるターボプロップエンジン双発で、亀の甲羅のような背中の円盤にはレーダーが装備されています。

この機体も現役であり、半世紀近く運用されています。

ゲーム中では攻撃手段を持ちませんが、最高の索敵能力を持ちます。これが2機あれば、航空機と船舶の索敵はばっちりです。

燃料が減って帰ってくるときは目が無くなるので、索敵を引き継ぐ機体を準備しておきましょう。

●攻撃能力:なし
●索敵能力:航空機船舶(いずれもロングレンジ)

C-2 グレイハウンド

carrier deck C-2   画像提供: PIXABAY

E2ホークアイを母体にして造られた艦上輸送機です。空母に必要な補給物資を輸送します。

数十機が製造され、現在も現役で使われています。

ゲーム中ではとにかく邪魔です。

キャンペーン中盤以降ではあらゆる敵が向かってくるので忙しいです。一刻の猶予も許されない中、ブーンと重いエンジン音を出しながら、どさくさに紛れて着艦してきます。

場所とミッション枠を取ってしまうので、迎撃に間に合わなかったり、事故の原因を作ったりします。

●攻撃能力:空母への妨害

SH-60 シーホーク

carrier deck SH-60   画像提供: PIXABAY

1974年に初飛行した、シコルスキー社開発のUH-60ブラックホークの海軍仕様です。

対潜を主な任務としており、対艦ミサイルを撃つこともできます。

空母だけでなく、さまざまな国の駆逐艦や護衛艦のヘリコプターとして活躍しています。

対潜能力があるので、潜水艦対策のメインとして使いましょう。残念ながら対艦攻撃に使うことはできません。できれば良かったのに。

●攻撃能力:潜水艦特殊部隊による偵察
●索敵能力:潜水艦(ショートレンジ)
●特殊能力:墜落部隊の救出

CH-46 シーナイト

1958年に初飛行したボーイング・バートル社が開発した輸送ヘリで、タンデムローターと呼ばれる段差のあるローター配置が特徴です。

2000馬力級のエンジンを2基装備しており、2t程度の積載量があります。

ゲーム中ではもっぱら兵員輸送にのみ使います。

●攻撃能力:制圧部隊の投下、特殊部隊による偵察

MV-22 オスプレイ

carrier deck MV-22   画像提供: PIXABAY

ベル社とボーイング社が共同開発し、1989年に初飛行した航空機です。

ローター軸の角度を自在に変化させることで、ヘリコプターになったり固定翼機になったりする特殊な機体です。

この手の航空機は開発が難しく、非常に長い研究期間を経て完成にこぎつけました。

新聞などでよく目にする機体でもあったと思います。

ゲーム中では歩兵の投下と特殊部隊の投下で使います。

主翼を折り畳んだ姿で移動する様子は、カニに見えます。

●攻撃能力:制圧部隊の投下、特殊部隊による偵察

ゲームはシンプルですが発艦シーケンスなど凝った作りになっています。常に緊張感を持っていないとすぐ失敗してしまうため気が抜けず、難易度は高めです。

価格も手頃でちょこっと遊ぶには良いゲームだと思います。「トップガン」や「エネミーライン」などの映画が観たくなるゲームですね。

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