ぶった斬り、ぶっ放し、刺し貫く ダークファンタジー ゲーム 「Othercide」

絶望と異形の怪物たちに挑む 戦う女 を導け! 「Othercide」

暗い色調で描かれたダークファンタジーの世界観と、蠢く異形の怪物たち。絶望の状況下でも諦めなかった女戦士マザー。そのマザーから生み出された娘たちを率いて戦うターン制のストラテジー ダークファンタジー ゲーム 「アザーサイド(Othercide)」を紹介します。

Othercide – Gameplay Overview Trailer
©2020 Focus Home Interactive

リンク集

ストーリー

不治の疫病が人々の間に広がり、数え切れない苦痛が都市を覆いつくした時代。

絶望と苦しみが人々の心を完全に支配したとき、苦痛を糧にした異質な存在が現世に産まれようとしていた。

歴史が始まってから幾度も人類の弱った隙を伺い、人間界に進入を果たそうとする異界の者たち。

その試みは、人類の希望であるノストラの騎士団の活躍によって打ち砕かれてきた。

だが、今までとは桁違いの人々の苦痛により異界の者たちの力は限りないほどに高まってしまった。

戦いの中で仲間を失い、たった一人になってしまった女戦士マザー。そして彼女もついに力尽きてしまう。

薄れゆく意識の中で彼女にある力が発現した。その力は、自分が今まで出会った仲間や過去の自分を分身として生み出す能力だった。

マザーから生まれた彼女たちは戦い、傷つき、死んでいかなければならない。

数え切れないほどの娘たちが倒れようとも安息の日は訪れない。

希望が絶望に打ち勝つその日まで。

 

ゲームの流れ


ゲームは大まかに娘たちを管理する準備パートと、娘たちを率いて戦う戦闘パートに分かれています。

 

準備パート

娘を生み出したり、強力なスキルや恩恵をセットしたりします。

重要な要素

ヴィータ

娘を生み出したり、記憶をセットすることで消費する単位。各戦場ごとに固定されて設定されている。戦闘に勝利することで獲得。

破片

「思い出」と呼ばれる、娘たち全員に恩恵を与える効果を有効化するときに消費する単位。各戦場ごとに固定されて設定されている。戦闘に勝利することで獲得。

トークン

死んだ娘を蘇生するときに消費する単位。極めて貴重で、各章のボスを発見したときに得られる「思い出」を有効化することで手に入る。ゲームオーバーになった次の回想で獲得。

ほかには救出した魂を生贄にすることで入手する。この場合は即時獲得する。

娘たちの管理

ヴィータを消費して新たな娘を生み出したり、レベルアップで覚えたスキルを選択できます。

写本


今までのプレイのデータベースのようなものです。

記憶の詳細がマザーのストーリーとともに書かれていたり、発生したランダムイベントを確認したり、敵の情報を確認することができます。

特に敵の情報については特性が書かれているためよく確認して次の戦闘に生かすようにしましょう。

戦場を選択する

娘たちが向かう戦場は、シナプスという単位でカウントされます。

戦場で勝利して一日にシナプスを一つ以上閉じないと、次の日に進むことができません。一日に複数のシナプスが発生しますが、最初は無理をせず、無難にやっていくことをお奨めします。

各章の7日目には章のボスとの戦闘が強制的に発生します。つまり、6日目までは発生するシナプスを自由に選択して戦闘できるということになります。

なお一度出撃した娘は同じ日に再出撃することができないので注意しましょう。

 

戦闘パート

準備パートで戦うことを選んだ場合、戦場に連れて行く娘たちを選択しましょう。

以下に戦闘で重要な要素を説明します。

経験値

十分な経験値を得た娘はレベルアップし、HPが上昇する。

各戦場ごとに固定されて設定されている。また、倒した敵が多いほど経験値が追加される。

HP

キャラクターの体力で、ゼロになると死亡する。

敵の攻撃のほか、特定のスキルの使用で減少する。

攻撃力

キャラクターの攻撃力で、あらゆる要素で変動する。

防御力

防御力が攻撃力を上回るとほぼ0ダメージになる。よって、防御力の高いキャラクターは0ダメージに抑えることが可能。

敵に防御力が設定されている場合、一撃が重い攻撃は通りやすく、手数の多い攻撃は無効化されやすい。

カウント

どの順番でキャラクターにターンが回ってくるかの値を示し、画面下のバーにキャラクターの画とともに表示される。

スキルによってカウントを繰り上げたり、繰り下げることができる。

AP

行動力を示す値で、移動とスキルを使うことで消費。

すべてのキャラクターはこの値を100ポイント持っており、自分のターンになると上限の100ポイントまで回復する。

APは50未満になるとバーストと呼ばれる状態になり、次のターンまでのカウントが大きく伸びる。

高レベルの娘になれば、APは上限が増加する。

撤退

敵が強すぎると思った場合は撤退して体制を整えるように。特にボス戦での全滅を避けるためには有効。

 

ゲームオーバーの条件

Othercide のゲームオーバーは以下の3つの条件になります。

娘が全滅する

娘が誰一人いなくなるとゲームオーバー。

ボス戦に出撃した娘が全滅する

出撃していない娘が何人残っていようが即ゲームオーバー。シビア。

章の途中で回想を終える

重要な娘を失って、次の戦場をクリアできる見込みがなくなった場合などは自分で最初に戻ることができる。

 

ゲームオーバーになってしまったら

強制的に最初の章からやり直しになります。前の回想から引き継げるものと引き継げないものがあります。

娘たち

全員死亡扱いになり、記憶はリセット。レベル、HP、スキルは維持される。

墓地に安置されるが、収容数に限りがある。よって残しておく娘を選択する必要がある。

ヴィータ

全てリセット。記憶が消えた分還元されることもない。

破片
全て引き継ぐ。また、前の回想で得た破片はここでようやく有効化されるため、ここからが本領発揮。

 

宿命を背負った 戦う娘たち

クラス

娘たちには必ずクラスを決定しなければなりません。

クラスはゲーム後半で解禁されるものもありますが、基本的には3タイプのクラスで攻略していくことになります。

なお、クラスによってレベルアップ時のHPの上昇値は変動します。

ブレードマスター
大剣を装備しており一撃の攻撃力が高いが、防御力が最も低い。慎重な立ち回りを迫られるクラス。最初から選択できる。

初期スキル

斬撃:敵一体を剣で一回攻撃する。

気刃:30カウント後、前方2マスに強力な攻撃を行う。残りAPの値に関わらず、スキル使用時にそのターンの行動は終了される。

 

ソウルスリンガー
2丁拳銃を装備して遠距離攻撃を行えるが、攻撃力が最も低い。充実した支援スキルが装備できるため支援型のクラスといえる。

最初から反撃用のスキルを装備。最初から選択できる。

初期スキル

射撃:敵一体に3発の弾丸を発射して攻撃する。

中断ラウンド:範囲内の敵が近接攻撃した場合、反撃して中ダメージを与え、攻撃を中断させる。スキル使用時にHP-10%

 

シールドベアラー
槍と盾を装備し最も高いHPと防御力を誇る。反面攻撃力があまり高くないため、防御力の高い敵だと苦戦する。最初から選択できる。

初期スキル

突き:敵一体を槍で3回突き刺して攻撃する。

叩きつけ:命中すると小ダメージを与え、相手の行動カウントを25遅くする。さらに敵の方向を娘に強制的に向かせる。

 

サイズダンサー

鎌を装備し最も素早くターンを開始でき、広範囲の敵を一度に攻撃できる。反面消費するAPが大きい技が多く、バースト前提で戦っていかないと能力を生かしにくい。

ソウルスリンガーとの連携や、スキルに組み込む記憶の内容で戦い方が大きく変化する。

ゲームを終盤近くまで進めないと選択できない。

初期スキル

薙ぎ払い:鎌で自分の周囲3マスを攻撃する。

奪取:中ダメージを与え、さらに防御力を30低下させる。3マス先の敵まで攻撃できる。

 

スキル


戦闘時に使用する技で、直接攻撃もこれに含まれます。

即座に敵を攻撃する「インスタントスキル」、敵の攻撃に反応して中断させる「中断スキル」、溜め動作の後強力な攻撃を放つ「遅延スキル」、一定の反応条件を満たす場合に発動する「反応スキル」などが存在し、状況に応じて使い分けることが重要です。

スキルはレベルアップに応じて獲得します。

 

記憶

記憶はスキルひとつごとに設定可能な追加効果のようなものです。セットすることにより、スキルの底上げが可能です。

記憶は敵を倒すことで獲得します。

 

特質

特質は娘ごとに発現し、効果は様々で、十分に経験を積んだ娘に発現します。

特質は自動で有効化され、消費する単位はありません。

 

残酷な回復システム


このゲームには回復アイテムや魔法のようなものはありません。時間が経とうが、寝ようが、傷は決して癒えることはないのです。

回復する唯一の方法は、娘一人を犠牲にして傷を癒す方法のみです。「人間のニコイチ修理かよ!」と突っ込みたくなりますが、そういう仕様なのです。

おまけにこれはレベルが同じかそれ以上の娘を犠牲にしないとできません。つまり、レベル5まで育てた娘が大怪我を負ってしまっても、周りにレベル2や3の娘しかいなければ何もできません。

犠牲を強いるゲームシステムであり、ゲームプレイに暗い影を落すついでに難易度を格段に跳ね上げています。

イージーモード追加

このゲームは非常に難しく、途中でやめてしまう人が多かった(※)ため、より簡単なモードであるDream Modeが追加されました。

このモードでは大まかに

新しい回想に入ると追加で蘇生トークンを獲得

娘たちは一日ごとにHPを半分回復する

という機能が追加されます。

HP回復は非常に大きな効果があり、どんなに上手に戦っても娘たちがじわじわと弱っていく状況に陥らなくなっています。

(※)3番目のボスを倒したプレイヤーがイージーモード追加前は10%程度だった。

 

異形の怪物たち


疫病や戦争で破壊された都市に現れる正体不明の集団で、ノストラ騎士団と何度も戦ってきました。

ゲーム中もよく語りかけてきますが、言っていることは大体支離滅裂です。

カルト集団などと呼ばれることもありますが、明らかに人智を越えた存在であり、様々な異形の者たちで構成されています。

17世紀に登場した鳥のくちばしのような形をした「ペストマスク」を被った敵が多いです。

 

敵の紹介

ゲームに登場する敵の一部を紹介します。

屍肉喰らい

4本足で移動する人型の獣。

最初に出現した時点で最も遠い娘を狙う傾向がある。

移動範囲が大きい上に早く行動が回ってくるため接近されやすい。

体力は非常に少ないので安心して倒せる。

序盤は驚異だが中盤以降は大した脅威にはならない。

疫病屠殺者

ペストマスクを被った軽装の兵士。

最も距離が近い娘を狙う傾向がある。

防御力が設定されていないのでダメージが通りやすく、特に大きな脅威にならない。

疫病衛兵

ペストマスクを被り、鎌と盾で武装した重装備の兵士。HPが多い上に防御力を上昇させるスキルを持つ。

最も距離が遠い娘を狙い、同じ距離に複数の娘がいる場合はHPが高いほうを優先する傾向がある。

一撃の攻撃力が大きいスキルを使って倒さなければ反撃を受けてしまう。

呪いの施術師

フードを被り、銃で武装した兵士。距離を取り、遅延型スキルの「大射撃」を繰り出すことを好む。

「大射撃」が命中するように、最も次の行動が遅い娘を狙う傾向がある。

HPが低く防御力もないためさっさと倒してしまおう。

あまりに接近すると、銃撃された上で離れられてしまう。この敵の近くでターンを終えないように。

感染者

4本足の蜘蛛のような姿をした異形の敵。

HPの回復や防御力上昇効果のあるスキルを持ち、さらに小ダメージながら遠距離攻撃でちくちく攻めてくる。

娘たちから距離を取りながら味方を支援するが、そのとき最もHPの低い味方を優先する傾向がある。

接近すると大ダメージの攻撃を仕掛けてくるが、積極的には使わない。

十分に育った娘なら一撃で倒せるだろう。

幼虫

牙のある芋虫のような姿をした異形の敵。

牙を地面に突き刺して娘の足を捕らえてくるスキルを持つ。このスキルは射程制限がないためどこにいようが捕まえられる。

接近すると大ダメージの攻撃をする上に、中断スキルも持つ万能型。

娘たちから距離をとって、遠距離から動きを封じる行動を好む。

HPが低めで防御もないため倒しやすいのが救い。

余談だが、のそのそときびすを返して離れる様子はやる気がない。

狩人

背中に刃のような腕が生えた人型の敵。

移動範囲が多い上に、ジャンプで距離を詰める「大跳躍」というスキルを所持している。さらに、広範囲をなぎ払う遅延型スキルも持ち合わせている。

最も距離が近く、HPの多い娘を優先する傾向がある。

HPが多めだが防御力は低く、移動力が仇になって単体で孤立することも多い。次の行動が遅いので、攻撃力の高い娘や遅延スキルで一気に倒したい。

死神

狩人が強化された敵で、特性やスキルも同じ。

最も距離が近く、HPの多い娘を優先する傾向がある。

HPは狩人の倍程度あるため、火力不足の編成なら苦戦する。

狩人と同じく次の行動が遅いのが最大の弱点。攻撃力の高い娘や遅延スキルで一気に倒すのがよい。

穢れし娘

娘たちと似通った容姿をした敵。本来娘として生まれ出る魂が捕らえられ、邪悪に取り込まれてしまった存在。

HP、移動力、攻撃力の全てが高レベルの強敵で、娘たちと同じようにクラスが存在し、スキルなどもほぼ同じ。

自分と同じ存在が嫌いなのか、同じクラスの娘を優先して狙う傾向がある。

特に攻撃力が脅威なので、複数出現した場合は次の手を戦略的に考えて操作しないと悲惨な結果になる。

勝つためにはこの敵に行動を回さないことが大事。

ソウルスリンガーのスキル、行動力を上げる記憶、敵を動けなくしたり行動カウントを遅くする記憶を持った攻撃など、あらゆる対処を講じるべし。

ボス


物語の章の締めくくりとして、ボスが登場します。

ボスは膨大なHP、反則的な攻撃力、よく分からない行動パターンにより非常に強く、初めて戦う場合勝つことはほぼ不可能です。

ボスの攻略は大きな犠牲を伴いますが、乗り越えることで娘たちに強力な恩恵がもたらされます。

 

倒されて、また蘇えり、倒される


あなたが初めて出会った娘たちは、決して物語の最後に登場することはできないでしょう。

物語の核心に触れる時点で、そこに行きつくには膨大な数の娘たちの犠牲が必要です。

勝利は娘たちの犠牲を糧にして、初めてその姿を見せるのです。

 

あきらめないで

プレイ中にあなたは何度も打ちのめされますが、一歩ずつ前進しているのも確かです。

ゲームの行動は全てカウントされ、やられる度にアイテムが解除され、戦いやすくなっていきます。

以下に破片を消費して有効化する「思い出」をいくつか紹介します。

手術メモ:記憶の装備にかかるヴィータのコストが-25%減少する。シナプスを10個閉じることで解禁。

きらめく血:すべての娘たちのHPが15%増加する。敵に合計10,000ダメージ与えることで解禁。

保存された心臓:すべての娘たちのカルト教徒に与えるダメージが15%増加する。悪疫の狂信者タイプの敵を50体倒すことで解禁。

粘土の心臓:すべての娘たちの悪魔の怪物に与えるダメージが15%増加する。悪魔の怪物タイプの敵を25体倒すことで解禁。

嘴の仮面:生み出される娘たちのレベルが4になる。外科医を倒すことで解禁。

物語の結末と、最後にあなたの傍らで戦った娘たちの行く末を、その目で確かめてください。

テクワンは皆様の応援により支えられています。

サイトをサポート

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ドローンや車両などのテクノロジーに関連する記事を上げています。

コメント

コメントする

目次