普段街中で見かけるトラックは働き者ですが、そんな常識が通用しないのが映画です。
映画の中でトラックはその巨体を利用して縦横無尽に暴れまわります。今回はそんなトラックが激突、クラッシュし、物語で大きな役割を演じている作品をピックアップしました。[the_ad id=”4424″]
激突
●公開年 1972年
●監督 スティーブン・スピルバーグ
●主演 デニス=ウィーバー
●主演(トラック) ピータービルト モデル281
まだ20代だったスピルバーグ監督が有名になった映画です。正体不明の不気味なトラックに追い回されるサスペンスアクションで、トラック運転手でなくトラックそのものを怪物として演出する斬新さが評価され、監督は後の「ジョーズ」でもこの手法を使っています。
営業マンの日常が一転してスリリングなカーチェイスになる展開は面白いです。[the_ad id=”4425″]
マッドマックス2
●公開年 1981年
●監督 ジョージ・ミラー
●主演 メル・ギブソン
●主演(トラック) マック R600 Coolpower
戦争後の無法地帯と化した荒廃で、漆黒の特別仕様車インターセプターを運転する”マックス”の物語を描くシリーズです。パッド入りのレザージャケットやモヒカン頭の暴走族など、その世界観がアタァ!で有名な拳漫画に影響を与えたことで有名です。
トラック自体は中盤から登場し、後に鋼板や金網で補強を施したタンクローリーに改造されて活躍します。
マッドマックス・怒りのデスロード
●公開年 2015年
●監督 ジョージ・ミラー
●主演 トム・ハーディー
●主演(トラック) タトラ T815
またマッドマックスシリーズです。旧「マッドマックス・サンダードーム」から30年の月日を経て公開された作品は、残酷・理不尽・MADな要素が色あせることなく描かれています。
このシリーズは個性的な改造車がたくさん登場するのが魅力的で、この作品も例外ではありません。主人公たち一向が乗るトラックはやっぱりタンクローリーで、コテコテに改造されています。トラックをベースにした改造車は主人公のもの以外のものも登場して派手に暴れるため、見ごたえは十分にあります。
余談ですが、第一作で敵暴走族のリーダーを演じたヒュー・キース・バーンを今作でも敵の親玉に抜擢するなど、ミラー監督の過去作に対する思い入れを感じさせるものとなっています。
ターミネーター2
●公開年 1991年
●監督 ジェームズ・キャメロン
●主演 アーノルド・シュワルツェネッガー
●主演(トラック) フレイトライナー FLA(序盤)
フレイトライナー FLC 120 64T(終盤のタンクローリー)
未来から送られてきたサイボーグ戦士と戦う世界的に有名なシリーズ。前作で敵だったものが、今作では最も頼れる味方になるというストーリー展開で、キャメロン監督とシュワちゃんの人気を不動のものにしました。
序盤と終盤で2台のトラックが登場し、その2台ともが敵の手によって迫り来る脅威となります。特に終盤では、後ろにべた付けされたトラックに飛び乗りアサルトライフルで顔面を連射、そのままトラックのハンドルを強引に回してスピンさせるなど、一度見たら忘れられないシーンを展開します。[the_ad id=”4426″][the_ad id=”4341″]
デスレース
●公開年 2008年
●監督 ポール・W・S・アンダーソン
●主演 ジェイソン・ステイサム
●主演(トラック) ピータービルト 351
凶悪犯罪を犯した囚人たちに重武装を施した車を与えて死を賭けたレースゲームを行わせる、頭が世紀末な映画です。
刑務所側が差し向けた盛り上げ要素として、タンクローリーを改造した”ドレッドノート”として登場します。重機関銃、火炎放射器、対戦車ミサイル、挙句の果てには戦車の砲塔を積み込むなどやり過ぎと言えるほどの改造が施されています。
その圧倒的な火力を以って囚人たちを恐怖のどん底に叩き落しますが、思わぬ反撃を食らわされます。
余談ですが、この作品は1975年公開の「デスレース2000」のリメイク作です。旧作には無名時代のシルヴェスター・スタローンが出演し、市民を巻き込むと評価ポイントをもらえるルールがあったなど、さらに危ない世界だったようです。[the_ad id=”4336″]
ダークナイト
●公開年 2008年
●監督 クリストファー・ノーラン
●主演 クリスチャン・ベール
●主演(トラック) ピータービルト 359
ゴッサムシティを護る不屈のヒーロー”バットマン”が活躍するシリーズです。
トラックは、中盤でジョーカー一味を乗せて登場します。装甲車のような見た目のバットモービルの活躍に目が行きがちですが、ジョーカーのトラックも空中で回転して真っ逆さまに落ちるなど、ものすごいクラッシュをします。
このシーンは実写で撮影されており、CGに頼る最近の映画らしくない部分も好評です。
007 消されたライセンス
●公開年 1989年
●監督 ジョン・グレン
●主演 ティモシー・ダルトン
●主演(トラック) ケンワース W-900 B
英国諜報機関MI6に所属する超A級エージェント”ジェームズ・ボンド”の活躍を描くシリーズ。主演のダルトンは、2作品でしかボンドを演じていません。
違法薬物を密かに輸出するため、ガソリンの中に溶け込ませて運ぶ方法を考案した敵の組織。そのためタンクローリーが多数登場します。
この作品でボンドはいつものボンドカーではなく、敵のタンクローリーを奪って使用します。そのため敵味方ともタンクローリーを使ったカーチェイスが展開されます。
ボンドの運転技術は凄まじく、敵のミサイル攻撃をかわすため片輪走行をしたり、障害物を乗り越えるため後輪をウィリーさせたりして妨害を乗り切ります。
そしてガソリンがあれば、火をつけようとするのがこの映画。とにかく終盤は火炎地獄と化します。[the_ad id=”5357″][the_ad id=”4427″]
地獄のデビル・トラック
●公開年 1986年
●監督 スティーブン・キング
●主演 エミリオ・エステベス
●主演(トラック) ウェスタンスター 4800
彗星が地球に接近したことであらゆる機械に影響が発生し、機械に自我が生まれた。そして機械たちはその能力で人間たちを攻撃し始めるのだった・・・。これが大まかなストーリーです。
はじめは芝刈り機や自動販売機が牙をむいてきますが、後半では何種類もの大型トラックや機関銃を持った軍用車両が襲い掛かってきます。機械たちにはリーダーが存在し、そのリーダーは悪魔の意匠が施された漆黒のトラックが勤めています。
以上、トラックが大暴れする映画8選映画でした。
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