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BAEはアメリカ陸軍用に計画されている、AMPV装甲車計画で使用するための対ドローン砲塔を発表しました。
AMPV計画とは、M113装甲車を代替する次世代戦闘車両開発計画のひとつです。
M113装甲車はベトナム時代に採用され、アルミ合金製のため対弾性が低いことが問題視されています。代替車両はベース車両にM2ブラッドレー歩兵戦闘車を使用しています。
今回発表された砲塔は、AMPV対無人航空機システム(CUAS) と呼ばれています。
AMPVは現在5つのバージョンが計画されていますが、現在軍用ドローンが凄まじい速度で普及しており、これらに対応するための新たなバージョンの模索として、今回の対ドローン砲塔が発表された模様です。
対ドローン砲塔は新規開発のものではなく、対ヘリコプター・攻撃機用の移動式短距離防空システム(M-SHORAD)で採用された遠隔式砲塔を改修して使用しています。
遠隔式砲塔には30mm機関砲、7.62mm機関銃、対空ミサイル、レーダー、追跡装置を含んだそのほかの電子装置が搭載されています。
これら装備は目新しくないものの、すべて実戦で使用されたものであり、信頼性が証明されています。また新規開発に比べ生産時のコストと工数が少なく、共通化された砲塔システムで運用可能なメリットがあります。
BAEによると、このような新しいデザインの砲塔が軍に受け入れられるかは不透明のためすぐに正式配備になる可能性は少ないとし、AMPV計画全体のコストをなるべく抑え、要求に応じて確実に配備できるようにすることが重要だとしています。
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