Kratos社が次世代UAVのコンセプトモデル「タナトス」を公表

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XQ-58 などのUAV開発で知られるKratos社が、今後開発していくであろう新世代のUAVのコンセプトモデルを公表しました。

公表されたUAVは「タナトス」(Thanatos)という名前が付けられており、ギリシャ神話で「死」を神格化した名前です。

画像を見るとターボファンエンジン双発の機体で、尾翼も存在しないステルス性をきわめて意識した機体形状をしています。このためステルス性を維持するために、兵装はウェポンベイに収めて運用することが推測できます。

Kratos社の無人戦闘機は、現在実用化しているXQ-58も含め、有人機との連携による作戦行動も重視しているといわれています。

アメリカ軍では有人戦闘機を複数の無人戦闘機が支援する共同戦闘機プログラムを推進しており、タナトスはそれに向けた機体であるとされています。

新たな世代の戦闘機はステルス性がより意識され、経済的な巡航速度も音速を超える速度で長時間飛行する性能を持つといわれています。

タナトスもそれに追従するべく、強力なエンジンによる高速性を持ち、高性能な兵器を搭載できる比較的大型の無人機として開発されると考えられるでしょう。

現状でコンセプトモデルであり、第三四半期の財務報告の内容として公表したことを考えると、あくまで顧客の反応を見るためのプロジェクトの一部かもしれません。しかし、大手の軍用機メーカーも同じコンセプトの機体を開発して競合してくることは明らかであり、今後このタナトスが他社を下して採用されるかは全く不透明といえます。

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